2012年9月8日土曜日

samurai dance 踊り方入門 1・

「聖剣流武踊宗家 石橋聖剣」





古来、侍の世界にも舞の心得があった。
出陣の際、剣を持って景気付けに勇壮に演武している。
剣に限らず棒の舞も伝承されているようだ。
現代では黒田武士に象徴される槍の舞もある。
特に「剣舞」なる侍武踊は漢詩と共に伝統文化の一つとして好まれている。
芸能界では「殺陣」なる分野での剣劇スタイルも侍ダンスの範疇内でしょう。

そこで、
これらの分野を総合した「SAMURAI DANCE」なる武踊文化を
日本の文化として行こうという趣旨から私なりに研究してみようと思います。
基本から応用まで武道武術を交えての踊り方を提示して行きます。

技術向上に合わせて階級ごとの認可状を発行しますので上達の目安に
挑戦してみるのも励みになるでしょう。

(武踊メモとして紹介します)

では。。。先ずは両手は腰に当て
SAMURAI DANCERとしての基本足型から始めましょう。





(日舞剣舞バレエ技法)

1・結び足立から前屈立(左右)にて脚のストレッチ
2・後屈立に戻る(同じ)
3.左右に開脚四股立・にじり刻み足にて結び足に戻る
4・右後方45度角に後屈立(前足は伸ばす)
5・左後方45度角に後屈立(同じ)
6・左右に足掛け回身して捩り足構え。跳躍、結び膝に座る。
7.シェネとピルエット&アンレール等の回身回転感覚を覚える。
8・跳躍運動(着地は指先から降りて音を経て無いようにする)

*体捌法(4拍子)

(合気道)転換入り身や天地投げ、四方投げ、小手返し、回転投げ等の
      体捌きを円内又は四方に動きながら行う。8の字型。
(空手)手刀の面打ち、横面、回身胴打ちや正拳の上下連続突き、裏拳と
    肘打ちの連携打ちや蹴り等を四方に行う。
(ボクシング)反射神経を目的に、ブロック、パーリング、ダッキング、ヘッド
        スリッピング、ウイービング、スウエーステップ等を相対して
        攻守ともに8拍子で行う。
(刀法)構えと攻防技法をリズミカルに編成。


1・横一文字抜刀斬り・上段、中段。下段の3方向
2・縦一文字抜刀斬り・小手、面二段斬り
3・右から流し受けして袈裟斬り、脚斬りの二段斬り
4・左から流し受けして袈裟斬り、脚斬りの二段斬り
5・真向に切上げて、脚替え真向斬り
6・左右逆袈裟に切り上げ、右左胴を斬る
7・抜刀正面に右片手突き、引き際に前足刈斬り(左右持ち替え動作)
8・片手上段切り下げ、上段突き、上段張り受け、横面斬り、小手斬り、
  中段張り受け、前足刈斬り(左右対称)
9.抱剣構えから左右に合し面斬り、合し袈裟斬り、
  合し突き(左右対称)
10・四方斬り


「参照」
早良体育館トレーニングタイムとして毎週火と金曜日利用してます。
体つくりも必要です。

2012年9月7日金曜日

実践的な護身術技とは?

合気道には2千以上の技があるという。
教える側では必要かもしれないが
護身術には基本的でシンプルな技を数少なく反射的に出る位に
マスターした方が良いと思う。
百の技法を一回ずつ練習するより1つの技を百回
練習した方が身に付くはず。
馬鹿の一つ覚えの方がいざという時、反射的に出るものだ

*私流の自宅練習も色々工夫してやってます。

男の二大弱点は目ん玉金玉だ。
私が空手を習った最初の技法は、脛を蹴ると見せて手刀を
水平にして素早く両目に当てるという虚手だった。
直線的な貫手攻撃よりも受けにくいみたいだった。
上下に惑わせて使えた技法だった。

相手の弱点は先ず、眼を狙え!。
ゴミが入ったでけでも痛いから、相手の虚を作りれば
        後は自分の得意技法を付け加えれば済む。

私なら、「居合突き」
 この技法一本を完全に反射的に使えるまで修練することを勧める。
 拳銃の早抜きと同じで寸頚突きである。
 術理は体重を瞬間に足裏に落とし、その反動での力を拳力に利用する
 方法である。
 

これ一本で経験上では、護身術の役には十分だと思えた。
後は速やかに逃避すべきだ。蹴りなら両膝蹴り技法もある。
相手の手を掴むと同時に手首関節をすぐ極められるなら、
他の技法は単に付足すだけで済むから、
投げ技のオマケは不要でもあろう。

例えば、合気道なら小手返し専門とか、柔道は足払い専門とか、
空手なら肘や蹴り専門とかレスリングなら足取り専門、相撲なら体当たりとか、
ボクシングならダッキング、スリップヘッドとワンツー専門の方が良いと思う。
実戦では非武道的な金蹴りや掴み、指や腕への噛み付き奇襲反撃もあるから
型イメージ稽古で処理できると錯覚し、満足しててはいけない。
あらゆる場面を想定して置くのも必要だ。

相手に隙があると頭の中で技を選ぶ悪い癖が間を外す欠点になる。
要は反射的に出る技法を1か2つ身に付けた方が護身術には効果的である。
投げに習熟してない内は「当てて投げる空手プラス柔術式」も良いと思う。
顔面に当て「虚」の状態にすれば、投げも効きやすい。

*聖剣流の護身構え:

空手や合気道のような「さあこい!」の構えではなく両手を前に出して
「やめろよ!」のやや半身のポーズを取る事相手に油断させる。
相手に攻撃の動きを見たら、左右前後のいずれかに一歩移動して
間合いを外す事。

「防御法」
相手の打つ拳をさけるための練習にグローブで押し返す感じで
相手の拳を受ける。又ダッキング、ヘッドスリップ、U字に流す
反射神経をを養おう。
「基本打突法」
手刀では両目・喉の水平打ち(居合抜き技法)
拳は一指し拳で喉・中段突き(胸骨部分)(居合柄突き技法)
肘打ちは入り身捌きで脇腹か顔面(居合構え技法)

「捌き練習法」
敵の面斬りは突き攻撃をイメージしながら球体に動く。
上から丸く腕を内回して外し、首掛けイメージで回しながら左右交互。
肘で払いながら下から上回しに左右180度回る。
又小手返しイメージで横8の字に捌く。
四方投げのイメージで縦8の字に腕を回しながら円形に回りながら行う。

*聖剣流の護身基本
1に捌きで攻撃を外す稽古(ボクシングのヘッドスリップ等)
2に抑える(柔道や合気道の関節技法。剣道の太刀落とし等)
3に一撃法(空手の居合突きや蹴り)
4に投げる(柔道や合気道の足払いや体落とし入り身投げ他)

*対短刀の捌き練習法「交互に前進後退」
  投げにつなげても可。

(攻)右手で腹を突く      (受)左足を引き左手で払う・「同時に右拳顔面突き可」
(攻)左手に持ち替え突く   (受)右足を引き右手で払う・「同じく左拳で突く」
(攻)右手に持ち替え突く   (受)左足を引き左手で払う。以下同じ繰り返し。
(我右手で相手の手首を2教に取り投げる?)

型1.相手が右短刀で突いてくるの右一重身右肘で払う。
    相手もすかさず右横面を切ってくるのを右手で受け小手返しに投げる。
 2.敵の右ナイフなら先の先の裏拳で顔面を打ちながら左回りに移行する。
   突きだすナイフの軌道外に入ること。

(攻)右手を振りかぶり横面を切る。又はバットで振る打つ。

(受)左又は右側に入り両手刀で張り受け、
   片手の手刀で横に両目を水平打つ。

交互に行う・投げにつないでも可。

::小太刀や扇子術で相手の小手を叩く時、
  構えてる獲物を空中に置いたまま、反対の手で
  握り取り打つ。。。この方法はスポチャン稽古時に会得した。
  意外と寸勁的な効果で打撃力が生まれる。

例えば敵の右小手を左手持ちに替えて打ち、
180度回身して前膝裏を突き打つか、
後ろ襟を取り扇子の柄で首の急所を突き下ろす。

*入り身の練習(背後を取る法を優先)

基本動作としては相手の突きを肘で払い回身して背後に回る稽古。
左右に敵の外側に入り後ろ襟首を取り、膝裏を踏み込み引き倒す。
襟又は片手を掴まれた場合は腕の下を掻い潜り背後に回る事。
又は相手の襟を掴む手を内に捻り、片足を相手の膝に乗せもう片方は
ジャンプ的に相手の首肩に乗せ落ちながら腕十字を決める高度な技法。

*気に入った技法

1・相手が左手で襟を取った場合。
 
  右手で手首を左手で肘前を掴み、体を落とすと同時に右捻りに
  引き落とす(小手返し四方投げ?)
●相手の左手を両手でつかみ、左足で相手の左膝に乗り、右足を
 相手の内首に掛け体重を落として腕十字に固める。
又は右で手首を捻り左アッパーを打った手を相手の肘内に当て呼吸投げ。
2・相手が右で突いて来た時、左肘で受け外し、手首を持ち相手を反対に向け
  ると同時に相手の内肘に右手刀を掛け呼吸投げる。
3・相手に後ろから両肩を取られた場合、右手で股間を叩き、右回りに左手で
  後ろ襟を掴み入り身投げにつなげる。
4・敵が真向から切り込むのを十字手刀で留め、小手返しに投げる。
5・敵が両手で両襟を持った場合、肘を上と下に揚げ下げて、
  左右段差で投げ落とす。又頭突き、膝蹴り、肘横面打ちの3連攻撃も効果。
6・正面打ちを一教で受けたら、其の儘呼吸投げで落とす。
7・敵が右襟を取った時、右手で抑え、敵が右手で打って来た時右手を
 越して握り止め、、十字に投げる。
8・小手返しの際、腕の下で回転して行う。
    女性の場合、相手の右手で右手を掴まれた場合、自分から背中を
 むけるようにして左肘で顎を打ち、勢いで左捻りに投げる。
 又相手が前から首を絞め押して来たら、巴投げか横捻りに投げ、其の儘
 腕十字に決める。
 又相手が片手を取り引き寄せようとしたら、そのまま肘で体当たりする。
9・手刀構えから思いついた技法。。相手が前から首を両手締めに来た際
  片手刀を中に差し入れ十字投げの応用で投げる。
10・両手を両脇から二人に取られた際、左右の膝を跳び横蹴りに入れ
  降りた時は手首返して前に投げる?。
11・短刀で左腹を突いて来た場合、左足を引き右手刀で下へ打ち、反動で
 両目を横に切り、回転投げの形で右膝蹴りして右回りに引き落とす
 (足払いも可)
 。其の儘頭を右膝で抑え、肘関節を取る。

*思い付いた技法
1・足の甲、手の甲が以外と急所。
  例えば襟を掴まれた相手の手の甲を一指し指の第一関節で突く。
  拳の面打ちより、指関節の点の突きが効く。首筋も弱点があり。
2.護身構えから相手の手先を払い、その反動で裏拳で顔面を打ち、
  またその反動で水月を縦拳で突く。反動は速度が速くなる。
3・馬乗りに首を絞めに来た場合に両脇アバラ骨に両手の一指し第
  一関節で突きを入れ、肘をずらして腕十字に掛ける。

*合し返し撃ち技法

相手の左右連続袈裟斬り(例示現流打ち)に対して1.2のリズムで
受けるのでなく1ト2のリズムの「ト」の段階で返し横面を打つ法。
跳ね撃ちとも云えるが、受けるのではなく張り受けに返すタイミングを
習得すること。

*合気道を芯として空手、剣道、柔道をカラミ役として対技法を考察する。

1.対柔道はまず襟か袖口を掴みに来る段階で側面入り身投げか
  四方投げ小手投げに連携した技法。
2・対空手なら蹴りへの対応技法として体捌きと後ろ取りに入る技法や
  腕又は足首、膝関節締め技法。
3・対剣道なら入り身での両手取り技法や関節技法。

女性のための護身術

女性の場合、立った姿勢より倒された姿勢での防御攻撃法を
重視した方が良いかも。

1・膝付き姿勢での後ろや横蹴り・寝た状態からの腕十字締めとか
 工夫すべき。
2・後ろからの首締めには、後ろ肘当てして相手の肘を上げて抜ける法
  や前からの首絞めには十字投げを応用する。

「リズム護身術」4拍子8拍子で振付ければ可。

1・頭突きレッスン(すみません式)
2・肘の横打ちと後ろ突き
3・手刀の水平両目打ち
4・膝蹴り
5・足払い
6・小手返し
7・回転投げ
8・呼吸投げから逆取りに、そして腕十字固めに変化。

*以上はよく使う護身術技法・

1・両手刀で外払い(襟を掴まれたと想定)
2・両眼裏拳突き
3・左揚手受け、右中段縦拳突き(居合突き)
4・右揚手受け、左中段縦拳突き(同じ)
5・右手刀外払い(対短刀)、 6・両眼水平打ち
7・左手刀外払い(同じ)、8・両眼水平打ち

1・右肘揚げ打ち 2・下げ打ち 3・後ろ突き 4・横打ち
5・右回身打ち 6・左回身打ち 7・跳躍回身打ち 
8・追い振り打ち

1・2 左右膝蹴り 3 前蹴り 4・構え
5・右回し蹴り 6・後回し蹴り 7・8 二段蹴り

:対武器の護身術(一例)

1・先ず相手の手首を蹴り上げてみる
2・突いて来た場合は、内又は外に払い、目打ちか肘打ちで
  顔面を狙い、回転投げにして、肘を固め、武器を取り上げる
3・相手の手首を取り、相手が引く力に便乗して背後に飛び乗り崩す。
4・腕十字に持って行く技法も応用でマスターしておこう。


女性の為の護身舞道(マーシャルダンス)

&士舞道(サムライダンス)



3級:ブロック&掌底中段突き

   ヘッドスリップ&掌底顎突き

   Uビング&掌底フック

   上下段手刀払い&両掌底胸突き



2級:頭突き&肘胸突き

   噛みつき&肘体当たり突き

   肘4法打ち&蹴り八法

   膝蹴り&肘顔面打ち



1級:抜き手&手刀両目払い・足払い

   拳八法(目、コメカミ、脇腹、鼻と水月)

   肘固め&背後取り引き落とし投げ

   内入り身&逆手固め



初伝:合気道&空手&ボクシングの舞(黒田節BMG)



中伝:扇子術&木刀術&杖道の殺陣基本型と応用(対戦法)


奥伝:武踊・名槍日本号(扇子、刀、槍、杖)

     ・燃えよドラゴン(空手、太極拳、ヌンチャック)

     ・ロッキー(ボクシングの基本から応用)

   武踊・居合万刀帰一刀

      武蔵の剣

      不殺の杖その他(以上の中から1~2選択)



皆伝:武蔵の呼吸法・剣禅・士舞道(ボレロ)

2012年9月2日日曜日

創作殺陣剣究メモ

殺陣剣究カリキュラム
*リズム基本刀法型

1・で正眼 2で喉突き 3で金剛構え 4で左上段 5で真向斬り 
6で2の喉突き 7で3の金剛構え 8で4の左上段(4拍子・8拍子で反復)

:左右上段外受け、袈裟斬り&左右中段外受け抜き胴切(同じ)
:左右一文字斬り左から真向切&右左一文字切右から真向斬り(同じ)
:左右切り上げ&左右袈裟切(同じ)
:流し受け左右真向切&左右回身して袈裟斬り(同じ)
:左右回身一文字斬り&左右足替えての跳躍袈裟切。

居合武踊「万刀帰一刀」無外流の技法名を使用。
  詩作&詩吟&演舞 石橋聖剣



気は丹田に擁し)正座円想調息法・
(眼は遠山に置き)拝刀・縦刀・帯刀扱き・
(序破急に抜刀し)居合{抜き打ち}一文字斬り
(正中を斬断す)上段切り付け、下段へ残心
(血振りをなして)左右の捩り構えに血振り
(納刀すれば残心)基本納刀して
(すでに鞘の内)柄叩きしてポーズ。

(三行一致 )真向切り上げ、切り下げ、突き、左右流し受け真向斬り即縦納刀
(夢想に返し)後方を振り返り抜きあげて連続の袈裟と足斬り、前方に振り返り
         左霞の構え
(稲妻に弾み)足替え真向斬り、添手切り上げ、中段突き
(切っ先を返す)後方に3,4歩退歩して右前金剛構え
(右を斬り)右下段払い、袈裟斬り切り上げ(足替)大上段位
(左を斬って)左片手の小手斜め斬り、回し横面斬り、左上段の構え
(前後を制す)片手面打ち、突き、後方を振り返り真向切(片膝付き)
(万刀一刀に帰す)山形に回身血振りして納刀
(居合の道)抜刀一文字(跳躍)切して着地時に納刀。
        正座して刀を前に置き
        礼。
   


今後、合気道の練習における発想をメモしてみる。

合気道は○△□の原理があるという。
さて○は動きのことかな?
△は投げる方向?
□は抑えの意味?
あなーんて解釈してみた。

*力を入れてブッタ斬るのではなく刺身をきるようなススッと滑らかに
  仙骨から撓らせて斬る感覚を重要視する。
*確か心形刀流に「そくい付け」なる糊付け技法があったと思うが
  刀同志の払い巻き技法で誘導する方法も合気道技法の受け応用する。
発想1・
我敵相対して正座。刀はお互い右脇に置く。
敵、左手にて横一文字に我の左首に切り付ける

我右に横転して切っ先を外し、右手は刀を保持している。
敵追い斬りに真向から斬り下す。
我、繰り付けで抑え、鞘を両手間に差し入れ返し投げ抑える。
又は鞘を首に当て後ろへ倒す(入り身投げ式に鞘で上手から抑え、柄で首を抑え
鞘を返して首に当て投げる)。

発想2・
正座で合気揚げ天地投げを行う際、手刀ではなく二天一流式に両手に刀を
中段構えに持つ要領(イメージ)で出来るのではないか?
又一刀でも可。居合抜き風に両手を前後させ体を横に転換しながらやれば?
又二刀の場合、左刀で敵の真向斬りを揚げ留め、右刀を両手間に差し込み
左に捻って投げれば十字投げの応用?


発想3・
車のハンドルを小中大の円または楕円形に両手で描きながら体移動。
掴まれた二刀の柄を持った感じで円形又はS字に投げる?。
基本動作として片足を支点に右に転換揚げしたら左に入り身投げで戻り、
これを左右交互に行う?

発想4・
扇子術として、敵が面斬りに来たのを右半身から入り身と同時に扇子で
刀を右に払い反動的に敵の首に当掛け入身投げる?。
敵の内懐に入る時は扇子は懐剣持ちにして外に払った後は首の後ろに
掛けて回転投げにする?
又は扇子の半ばを持ち、敵の両手首下で受け、すぐ間に入れて左手で
敵の右肘を抑え下へ投げる?。
敵が斬り込む右手首を左手で取り、180度回身して右手の扇子の柄尻で
首裏を突き襟首に差し込み引き倒す?
「対太刀」
敵が真向斬りに対し、右扇子で外払いし、左半身に転入り身、左手で柄中を
掴み右扇子は刀を抑え、左肘を梃にして右に捻り落とし刀を取る。?
又、右肘で上げ受けして、敵の右腕に右手刀を掛け呼吸投げにする?
「肘返し」
敵が右手を掴んだ時、右扇子を回してその肘裏に当て前に投げる?

発想5・
左手に刀を下げ持つ手を敵が右手で掴む場合。
転換して鞘尻を敵の右手肘に当てるようにして一教式に抑え投げる?。

発想6・
敵が抜き手の右手を両手で押さえてきた時、合気上げに抜き揚げ、
下へ下す時鞘に納めながら前に投げる?。

発想7・
奥居合技法の内総留と暇乞いに疑問。
総留めの解釈には横一文字に後ろ首を撥ねながら右から左方向へ
移動しているが逆に左方向から袈裟の連続回し斬りで首を跳ね、
最後にこちらを向くのが居れば
横一文字に前首を撥ねる解釈は?
又、暇乞い時、普通は刀が右側にあるのが常道だから、立ち上がながら、
右回りして刀を左手に持ち替え、振り向きざま横一文字に切り付ける法が
虚を活かせるのでは?

発想8・
相正眼から先ず敵の太刀先を軽く下に叩くや、敵真向斬りに来た時、
入り身に敵の右側をすり抜ける際、刀の物打ち部分で小さく右に張ると
同時に反動的に首を切り裂いて駆け抜ける動き?胴斬りでも可。
(名称を合い抜けとする)

発想9・
合気道の手刀受けの応用で刀で繰り付けした状態から内回しに敵の腕を
回して左首に掛けて回転式に投げる?

発想10・
居合と合気道とは入り身で共通しやすい理合がある。
要するに切らせないで相手を一瞬で斬り捨てる入り身法が
左右どちらも抜きあげ払い可能。相手の体に沿って回身して抜きあげ袈裟
に斬れる?

*発想その他
合気道の構えは剣を両手で持った姿勢が基本という。
この構え自体が前から両手で首を絞められた際の投げ技に繋がる
方法を考えてみた。つまり十字投げの応用で出来るが、指導者は
誰も知らかった。
又、後ろからの締めには、空手の後ろ肘当てと第3教手法が応用
できると考える。
以上は発想的な技法もあり、実際稽古を通じて取捨選択すべき
内容もある筈。ヒントして記録したに過ぎない。