2012年9月8日土曜日

samurai dance 踊り方入門 1・

「聖剣流武踊宗家 石橋聖剣」





古来、侍の世界にも舞の心得があった。
出陣の際、剣を持って景気付けに勇壮に演武している。
剣に限らず棒の舞も伝承されているようだ。
現代では黒田武士に象徴される槍の舞もある。
特に「剣舞」なる侍武踊は漢詩と共に伝統文化の一つとして好まれている。
芸能界では「殺陣」なる分野での剣劇スタイルも侍ダンスの範疇内でしょう。

そこで、
これらの分野を総合した「SAMURAI DANCE」なる武踊文化を
日本の文化として行こうという趣旨から私なりに研究してみようと思います。
基本から応用まで武道武術を交えての踊り方を提示して行きます。

技術向上に合わせて階級ごとの認可状を発行しますので上達の目安に
挑戦してみるのも励みになるでしょう。

(武踊メモとして紹介します)

では。。。先ずは両手は腰に当て
SAMURAI DANCERとしての基本足型から始めましょう。





(日舞剣舞バレエ技法)

1・結び足立から前屈立(左右)にて脚のストレッチ
2・後屈立に戻る(同じ)
3.左右に開脚四股立・にじり刻み足にて結び足に戻る
4・右後方45度角に後屈立(前足は伸ばす)
5・左後方45度角に後屈立(同じ)
6・左右に足掛け回身して捩り足構え。跳躍、結び膝に座る。
7.シェネとピルエット&アンレール等の回身回転感覚を覚える。
8・跳躍運動(着地は指先から降りて音を経て無いようにする)

*体捌法(4拍子)

(合気道)転換入り身や天地投げ、四方投げ、小手返し、回転投げ等の
      体捌きを円内又は四方に動きながら行う。8の字型。
(空手)手刀の面打ち、横面、回身胴打ちや正拳の上下連続突き、裏拳と
    肘打ちの連携打ちや蹴り等を四方に行う。
(ボクシング)反射神経を目的に、ブロック、パーリング、ダッキング、ヘッド
        スリッピング、ウイービング、スウエーステップ等を相対して
        攻守ともに8拍子で行う。
(刀法)構えと攻防技法をリズミカルに編成。


1・横一文字抜刀斬り・上段、中段。下段の3方向
2・縦一文字抜刀斬り・小手、面二段斬り
3・右から流し受けして袈裟斬り、脚斬りの二段斬り
4・左から流し受けして袈裟斬り、脚斬りの二段斬り
5・真向に切上げて、脚替え真向斬り
6・左右逆袈裟に切り上げ、右左胴を斬る
7・抜刀正面に右片手突き、引き際に前足刈斬り(左右持ち替え動作)
8・片手上段切り下げ、上段突き、上段張り受け、横面斬り、小手斬り、
  中段張り受け、前足刈斬り(左右対称)
9.抱剣構えから左右に合し面斬り、合し袈裟斬り、
  合し突き(左右対称)
10・四方斬り


「参照」
早良体育館トレーニングタイムとして毎週火と金曜日利用してます。
体つくりも必要です。

2012年9月7日金曜日

実践的な護身術技とは?

合気道には2千以上の技があるという。
教える側では必要かもしれないが
護身術には基本的でシンプルな技を数少なく反射的に出る位に
マスターした方が良いと思う。
百の技法を一回ずつ練習するより1つの技を百回
練習した方が身に付くはず。
馬鹿の一つ覚えの方がいざという時、反射的に出るものだ

*私流の自宅練習も色々工夫してやってます。

男の二大弱点は目ん玉金玉だ。
私が空手を習った最初の技法は、脛を蹴ると見せて手刀を
水平にして素早く両目に当てるという虚手だった。
直線的な貫手攻撃よりも受けにくいみたいだった。
上下に惑わせて使えた技法だった。

相手の弱点は先ず、眼を狙え!。
ゴミが入ったでけでも痛いから、相手の虚を作りれば
        後は自分の得意技法を付け加えれば済む。

私なら、「居合突き」
 この技法一本を完全に反射的に使えるまで修練することを勧める。
 拳銃の早抜きと同じで寸頚突きである。
 術理は体重を瞬間に足裏に落とし、その反動での力を拳力に利用する
 方法である。
 

これ一本で経験上では、護身術の役には十分だと思えた。
後は速やかに逃避すべきだ。蹴りなら両膝蹴り技法もある。
相手の手を掴むと同時に手首関節をすぐ極められるなら、
他の技法は単に付足すだけで済むから、
投げ技のオマケは不要でもあろう。

例えば、合気道なら小手返し専門とか、柔道は足払い専門とか、
空手なら肘や蹴り専門とかレスリングなら足取り専門、相撲なら体当たりとか、
ボクシングならダッキング、スリップヘッドとワンツー専門の方が良いと思う。
実戦では非武道的な金蹴りや掴み、指や腕への噛み付き奇襲反撃もあるから
型イメージ稽古で処理できると錯覚し、満足しててはいけない。
あらゆる場面を想定して置くのも必要だ。

相手に隙があると頭の中で技を選ぶ悪い癖が間を外す欠点になる。
要は反射的に出る技法を1か2つ身に付けた方が護身術には効果的である。
投げに習熟してない内は「当てて投げる空手プラス柔術式」も良いと思う。
顔面に当て「虚」の状態にすれば、投げも効きやすい。

*聖剣流の護身構え:

空手や合気道のような「さあこい!」の構えではなく両手を前に出して
「やめろよ!」のやや半身のポーズを取る事相手に油断させる。
相手に攻撃の動きを見たら、左右前後のいずれかに一歩移動して
間合いを外す事。

「防御法」
相手の打つ拳をさけるための練習にグローブで押し返す感じで
相手の拳を受ける。又ダッキング、ヘッドスリップ、U字に流す
反射神経をを養おう。
「基本打突法」
手刀では両目・喉の水平打ち(居合抜き技法)
拳は一指し拳で喉・中段突き(胸骨部分)(居合柄突き技法)
肘打ちは入り身捌きで脇腹か顔面(居合構え技法)

「捌き練習法」
敵の面斬りは突き攻撃をイメージしながら球体に動く。
上から丸く腕を内回して外し、首掛けイメージで回しながら左右交互。
肘で払いながら下から上回しに左右180度回る。
又小手返しイメージで横8の字に捌く。
四方投げのイメージで縦8の字に腕を回しながら円形に回りながら行う。

*聖剣流の護身基本
1に捌きで攻撃を外す稽古(ボクシングのヘッドスリップ等)
2に抑える(柔道や合気道の関節技法。剣道の太刀落とし等)
3に一撃法(空手の居合突きや蹴り)
4に投げる(柔道や合気道の足払いや体落とし入り身投げ他)

*対短刀の捌き練習法「交互に前進後退」
  投げにつなげても可。

(攻)右手で腹を突く      (受)左足を引き左手で払う・「同時に右拳顔面突き可」
(攻)左手に持ち替え突く   (受)右足を引き右手で払う・「同じく左拳で突く」
(攻)右手に持ち替え突く   (受)左足を引き左手で払う。以下同じ繰り返し。
(我右手で相手の手首を2教に取り投げる?)

型1.相手が右短刀で突いてくるの右一重身右肘で払う。
    相手もすかさず右横面を切ってくるのを右手で受け小手返しに投げる。
 2.敵の右ナイフなら先の先の裏拳で顔面を打ちながら左回りに移行する。
   突きだすナイフの軌道外に入ること。

(攻)右手を振りかぶり横面を切る。又はバットで振る打つ。

(受)左又は右側に入り両手刀で張り受け、
   片手の手刀で横に両目を水平打つ。

交互に行う・投げにつないでも可。

::小太刀や扇子術で相手の小手を叩く時、
  構えてる獲物を空中に置いたまま、反対の手で
  握り取り打つ。。。この方法はスポチャン稽古時に会得した。
  意外と寸勁的な効果で打撃力が生まれる。

例えば敵の右小手を左手持ちに替えて打ち、
180度回身して前膝裏を突き打つか、
後ろ襟を取り扇子の柄で首の急所を突き下ろす。

*入り身の練習(背後を取る法を優先)

基本動作としては相手の突きを肘で払い回身して背後に回る稽古。
左右に敵の外側に入り後ろ襟首を取り、膝裏を踏み込み引き倒す。
襟又は片手を掴まれた場合は腕の下を掻い潜り背後に回る事。
又は相手の襟を掴む手を内に捻り、片足を相手の膝に乗せもう片方は
ジャンプ的に相手の首肩に乗せ落ちながら腕十字を決める高度な技法。

*気に入った技法

1・相手が左手で襟を取った場合。
 
  右手で手首を左手で肘前を掴み、体を落とすと同時に右捻りに
  引き落とす(小手返し四方投げ?)
●相手の左手を両手でつかみ、左足で相手の左膝に乗り、右足を
 相手の内首に掛け体重を落として腕十字に固める。
又は右で手首を捻り左アッパーを打った手を相手の肘内に当て呼吸投げ。
2・相手が右で突いて来た時、左肘で受け外し、手首を持ち相手を反対に向け
  ると同時に相手の内肘に右手刀を掛け呼吸投げる。
3・相手に後ろから両肩を取られた場合、右手で股間を叩き、右回りに左手で
  後ろ襟を掴み入り身投げにつなげる。
4・敵が真向から切り込むのを十字手刀で留め、小手返しに投げる。
5・敵が両手で両襟を持った場合、肘を上と下に揚げ下げて、
  左右段差で投げ落とす。又頭突き、膝蹴り、肘横面打ちの3連攻撃も効果。
6・正面打ちを一教で受けたら、其の儘呼吸投げで落とす。
7・敵が右襟を取った時、右手で抑え、敵が右手で打って来た時右手を
 越して握り止め、、十字に投げる。
8・小手返しの際、腕の下で回転して行う。
    女性の場合、相手の右手で右手を掴まれた場合、自分から背中を
 むけるようにして左肘で顎を打ち、勢いで左捻りに投げる。
 又相手が前から首を絞め押して来たら、巴投げか横捻りに投げ、其の儘
 腕十字に決める。
 又相手が片手を取り引き寄せようとしたら、そのまま肘で体当たりする。
9・手刀構えから思いついた技法。。相手が前から首を両手締めに来た際
  片手刀を中に差し入れ十字投げの応用で投げる。
10・両手を両脇から二人に取られた際、左右の膝を跳び横蹴りに入れ
  降りた時は手首返して前に投げる?。
11・短刀で左腹を突いて来た場合、左足を引き右手刀で下へ打ち、反動で
 両目を横に切り、回転投げの形で右膝蹴りして右回りに引き落とす
 (足払いも可)
 。其の儘頭を右膝で抑え、肘関節を取る。

*思い付いた技法
1・足の甲、手の甲が以外と急所。
  例えば襟を掴まれた相手の手の甲を一指し指の第一関節で突く。
  拳の面打ちより、指関節の点の突きが効く。首筋も弱点があり。
2.護身構えから相手の手先を払い、その反動で裏拳で顔面を打ち、
  またその反動で水月を縦拳で突く。反動は速度が速くなる。
3・馬乗りに首を絞めに来た場合に両脇アバラ骨に両手の一指し第
  一関節で突きを入れ、肘をずらして腕十字に掛ける。

*合し返し撃ち技法

相手の左右連続袈裟斬り(例示現流打ち)に対して1.2のリズムで
受けるのでなく1ト2のリズムの「ト」の段階で返し横面を打つ法。
跳ね撃ちとも云えるが、受けるのではなく張り受けに返すタイミングを
習得すること。

*合気道を芯として空手、剣道、柔道をカラミ役として対技法を考察する。

1.対柔道はまず襟か袖口を掴みに来る段階で側面入り身投げか
  四方投げ小手投げに連携した技法。
2・対空手なら蹴りへの対応技法として体捌きと後ろ取りに入る技法や
  腕又は足首、膝関節締め技法。
3・対剣道なら入り身での両手取り技法や関節技法。

女性のための護身術

女性の場合、立った姿勢より倒された姿勢での防御攻撃法を
重視した方が良いかも。

1・膝付き姿勢での後ろや横蹴り・寝た状態からの腕十字締めとか
 工夫すべき。
2・後ろからの首締めには、後ろ肘当てして相手の肘を上げて抜ける法
  や前からの首絞めには十字投げを応用する。

「リズム護身術」4拍子8拍子で振付ければ可。

1・頭突きレッスン(すみません式)
2・肘の横打ちと後ろ突き
3・手刀の水平両目打ち
4・膝蹴り
5・足払い
6・小手返し
7・回転投げ
8・呼吸投げから逆取りに、そして腕十字固めに変化。

*以上はよく使う護身術技法・

1・両手刀で外払い(襟を掴まれたと想定)
2・両眼裏拳突き
3・左揚手受け、右中段縦拳突き(居合突き)
4・右揚手受け、左中段縦拳突き(同じ)
5・右手刀外払い(対短刀)、 6・両眼水平打ち
7・左手刀外払い(同じ)、8・両眼水平打ち

1・右肘揚げ打ち 2・下げ打ち 3・後ろ突き 4・横打ち
5・右回身打ち 6・左回身打ち 7・跳躍回身打ち 
8・追い振り打ち

1・2 左右膝蹴り 3 前蹴り 4・構え
5・右回し蹴り 6・後回し蹴り 7・8 二段蹴り

:対武器の護身術(一例)

1・先ず相手の手首を蹴り上げてみる
2・突いて来た場合は、内又は外に払い、目打ちか肘打ちで
  顔面を狙い、回転投げにして、肘を固め、武器を取り上げる
3・相手の手首を取り、相手が引く力に便乗して背後に飛び乗り崩す。
4・腕十字に持って行く技法も応用でマスターしておこう。


女性の為の護身舞道(マーシャルダンス)

&士舞道(サムライダンス)



3級:ブロック&掌底中段突き

   ヘッドスリップ&掌底顎突き

   Uビング&掌底フック

   上下段手刀払い&両掌底胸突き



2級:頭突き&肘胸突き

   噛みつき&肘体当たり突き

   肘4法打ち&蹴り八法

   膝蹴り&肘顔面打ち



1級:抜き手&手刀両目払い・足払い

   拳八法(目、コメカミ、脇腹、鼻と水月)

   肘固め&背後取り引き落とし投げ

   内入り身&逆手固め



初伝:合気道&空手&ボクシングの舞(黒田節BMG)



中伝:扇子術&木刀術&杖道の殺陣基本型と応用(対戦法)


奥伝:武踊・名槍日本号(扇子、刀、槍、杖)

     ・燃えよドラゴン(空手、太極拳、ヌンチャック)

     ・ロッキー(ボクシングの基本から応用)

   武踊・居合万刀帰一刀

      武蔵の剣

      不殺の杖その他(以上の中から1~2選択)



皆伝:武蔵の呼吸法・剣禅・士舞道(ボレロ)

2012年9月2日日曜日

創作殺陣剣究メモ

殺陣剣究カリキュラム
*リズム基本刀法型

1・で正眼 2で喉突き 3で金剛構え 4で左上段 5で真向斬り 
6で2の喉突き 7で3の金剛構え 8で4の左上段(4拍子・8拍子で反復)

:左右上段外受け、袈裟斬り&左右中段外受け抜き胴切(同じ)
:左右一文字斬り左から真向切&右左一文字切右から真向斬り(同じ)
:左右切り上げ&左右袈裟切(同じ)
:流し受け左右真向切&左右回身して袈裟斬り(同じ)
:左右回身一文字斬り&左右足替えての跳躍袈裟切。

居合武踊「万刀帰一刀」無外流の技法名を使用。
  詩作&詩吟&演舞 石橋聖剣



気は丹田に擁し)正座円想調息法・
(眼は遠山に置き)拝刀・縦刀・帯刀扱き・
(序破急に抜刀し)居合{抜き打ち}一文字斬り
(正中を斬断す)上段切り付け、下段へ残心
(血振りをなして)左右の捩り構えに血振り
(納刀すれば残心)基本納刀して
(すでに鞘の内)柄叩きしてポーズ。

(三行一致 )真向切り上げ、切り下げ、突き、左右流し受け真向斬り即縦納刀
(夢想に返し)後方を振り返り抜きあげて連続の袈裟と足斬り、前方に振り返り
         左霞の構え
(稲妻に弾み)足替え真向斬り、添手切り上げ、中段突き
(切っ先を返す)後方に3,4歩退歩して右前金剛構え
(右を斬り)右下段払い、袈裟斬り切り上げ(足替)大上段位
(左を斬って)左片手の小手斜め斬り、回し横面斬り、左上段の構え
(前後を制す)片手面打ち、突き、後方を振り返り真向切(片膝付き)
(万刀一刀に帰す)山形に回身血振りして納刀
(居合の道)抜刀一文字(跳躍)切して着地時に納刀。
        正座して刀を前に置き
        礼。
   


今後、合気道の練習における発想をメモしてみる。

合気道は○△□の原理があるという。
さて○は動きのことかな?
△は投げる方向?
□は抑えの意味?
あなーんて解釈してみた。

*力を入れてブッタ斬るのではなく刺身をきるようなススッと滑らかに
  仙骨から撓らせて斬る感覚を重要視する。
*確か心形刀流に「そくい付け」なる糊付け技法があったと思うが
  刀同志の払い巻き技法で誘導する方法も合気道技法の受け応用する。
発想1・
我敵相対して正座。刀はお互い右脇に置く。
敵、左手にて横一文字に我の左首に切り付ける

我右に横転して切っ先を外し、右手は刀を保持している。
敵追い斬りに真向から斬り下す。
我、繰り付けで抑え、鞘を両手間に差し入れ返し投げ抑える。
又は鞘を首に当て後ろへ倒す(入り身投げ式に鞘で上手から抑え、柄で首を抑え
鞘を返して首に当て投げる)。

発想2・
正座で合気揚げ天地投げを行う際、手刀ではなく二天一流式に両手に刀を
中段構えに持つ要領(イメージ)で出来るのではないか?
又一刀でも可。居合抜き風に両手を前後させ体を横に転換しながらやれば?
又二刀の場合、左刀で敵の真向斬りを揚げ留め、右刀を両手間に差し込み
左に捻って投げれば十字投げの応用?


発想3・
車のハンドルを小中大の円または楕円形に両手で描きながら体移動。
掴まれた二刀の柄を持った感じで円形又はS字に投げる?。
基本動作として片足を支点に右に転換揚げしたら左に入り身投げで戻り、
これを左右交互に行う?

発想4・
扇子術として、敵が面斬りに来たのを右半身から入り身と同時に扇子で
刀を右に払い反動的に敵の首に当掛け入身投げる?。
敵の内懐に入る時は扇子は懐剣持ちにして外に払った後は首の後ろに
掛けて回転投げにする?
又は扇子の半ばを持ち、敵の両手首下で受け、すぐ間に入れて左手で
敵の右肘を抑え下へ投げる?。
敵が斬り込む右手首を左手で取り、180度回身して右手の扇子の柄尻で
首裏を突き襟首に差し込み引き倒す?
「対太刀」
敵が真向斬りに対し、右扇子で外払いし、左半身に転入り身、左手で柄中を
掴み右扇子は刀を抑え、左肘を梃にして右に捻り落とし刀を取る。?
又、右肘で上げ受けして、敵の右腕に右手刀を掛け呼吸投げにする?
「肘返し」
敵が右手を掴んだ時、右扇子を回してその肘裏に当て前に投げる?

発想5・
左手に刀を下げ持つ手を敵が右手で掴む場合。
転換して鞘尻を敵の右手肘に当てるようにして一教式に抑え投げる?。

発想6・
敵が抜き手の右手を両手で押さえてきた時、合気上げに抜き揚げ、
下へ下す時鞘に納めながら前に投げる?。

発想7・
奥居合技法の内総留と暇乞いに疑問。
総留めの解釈には横一文字に後ろ首を撥ねながら右から左方向へ
移動しているが逆に左方向から袈裟の連続回し斬りで首を跳ね、
最後にこちらを向くのが居れば
横一文字に前首を撥ねる解釈は?
又、暇乞い時、普通は刀が右側にあるのが常道だから、立ち上がながら、
右回りして刀を左手に持ち替え、振り向きざま横一文字に切り付ける法が
虚を活かせるのでは?

発想8・
相正眼から先ず敵の太刀先を軽く下に叩くや、敵真向斬りに来た時、
入り身に敵の右側をすり抜ける際、刀の物打ち部分で小さく右に張ると
同時に反動的に首を切り裂いて駆け抜ける動き?胴斬りでも可。
(名称を合い抜けとする)

発想9・
合気道の手刀受けの応用で刀で繰り付けした状態から内回しに敵の腕を
回して左首に掛けて回転式に投げる?

発想10・
居合と合気道とは入り身で共通しやすい理合がある。
要するに切らせないで相手を一瞬で斬り捨てる入り身法が
左右どちらも抜きあげ払い可能。相手の体に沿って回身して抜きあげ袈裟
に斬れる?

*発想その他
合気道の構えは剣を両手で持った姿勢が基本という。
この構え自体が前から両手で首を絞められた際の投げ技に繋がる
方法を考えてみた。つまり十字投げの応用で出来るが、指導者は
誰も知らかった。
又、後ろからの締めには、空手の後ろ肘当てと第3教手法が応用
できると考える。
以上は発想的な技法もあり、実際稽古を通じて取捨選択すべき
内容もある筈。ヒントして記録したに過ぎない。

2012年8月24日金曜日

リズムチャンバラ(殺陣)入門



刀を使ったエクササイズ方式なら
体位の多様性に合わせて創作すれば良い。
例えば真向斬りなら開脚閉脚の前後左右運動。
突きなら捩じりをいれて捩り構え突き運動。
袈裟斬りなら跳躍回身の左右運動。
抜き胴なら回転運動でも可。
(交互に行う4拍子)

例えばリズムで行うと。。。HIPHOPのブルックリン動作を弓ではなく居合
動作でも出来る。
スポーツチャンバラスタイルでは、前後左右にリズムステップを取りながら
下段脚を払うや撃ちかかる相手の小手を下から払い打つ下上打ち又は
上下撃ちなど変化練習も行おう。

正眼の構えから左上段に取り真向斬りと突き(武蔵のカットツ)の連携を
基本第一4拍子でリズムに乗って練習する。

1で抜刀 2で返し右胴斬り 3で左流し受け 4で真向斬り
5で左後方を斬り 6で左へ返し斬り 7で右流し受け 8で真向斬る


基本リズム型
:相対して攻手受手になる。
1で面打ち、2で上段受けを交互に斬り結ぶ(4拍子)。
1と2で左右袈裟3と4で左右胴を攻め受けする。
応用型
1~2・左右一文字斬り
3~4・左右からの真向斬り
5~8・左右八相からの抜き胴斬り
2~4・左右からの切り上げ&袈裟斬り
5~8・左右流し受け袈裟斬り(回身)
3~8・左右一文字抜刀斬り、跳び回身脇構え
4~4・左片手切り上げ、2連回し斬り(袈裟、脚)脇構


::::::

四方斬り(居合の抜き打ちでやってみよう)

  以上4~8拍子のリズム考察

 スポーツチャンバラも3年はやったが、剣道のような暑苦しくない
防具で身軽るに動けるし、打つ場所の限定が少ないのも魅力だった。
神道無想流杖道も武蔵の二天一流も3.4年修行したが型中心なので
実際試せる実感が楽しめた。公式戦で5戦4勝1引きわけまで行くには
3年かかった。「打たせて打つ戦術」に変えてからの成績だ。
スポチャン修行では「居合」の抜き打ち技法が連射式にやれる方法が
良いヒントになった。




1・正眼の構え~真向斬り~右片手伸べ突き~後方振り返り
  左手前の上段構えの真向斬り~左片手伸べ突き(交互に行う4拍子)
 振り返り左上段構えから真向斬り(反対動作繰り返す)

2・右袈裟斬り~左手持ち替え(薙刀に準ず)左袈裟斬り(交互に繰り返す)

3・上段外揚げ受け~抜き胴斬り(左右交互)

4・右下段払い左回身(跳躍も可)袈裟斬り~切り上げ~左片手下段払い~
 右回身(跳躍も可)袈裟斬り(交互に行う)

5・燕返し打法で上から下へ。
 下から上にや左から右・右から左への2連変化打

足腰強化には空手の基本構えの土台訓練(殺陣基本)
と合気道の進退の捌き方(殺陣基本)を学び
姿勢矯正には剣法の素振り訓練で曲がりやすい
背骨を矯正します。

居合道及び杖道動作による護身的応用も習得可です。
健康維持には気功的要素と極意技法でできた
武蔵の二刀調息法で自己治癒力を強化します。
そして、それら基本動作に加えて
チャンバラ(殺陣)の総合動作を
リズミカルに修得し、(必要ならタップリズムも指導可)


基本タップとして練習。
先ずは足首のパタパタ運動から始めよう。
1のステップ=踵(H)と上足裏(B)とを三味線バシ式に交互に踏む
2のステップ=(H)&(B)(B)を前方に踏む。タタタの三連音(タタはフラップと云う)
3のステップ=(H)&(B)(B)を後方に踏む。タタタの三連音
4のステップ=(B)のみで立左右交互に踏む。タン・タンの2音
5のステップ=片足のみの(B)で小石でも蹴るように前に蹴り(シャッフル)
         すぐ引き戻し蹴り、その場に置き踏む。タンタンタンの3音




リズム感は剣舞や武踊「黒田節舞」基礎感覚です

リズムチャンバラを通して健康維持としての体力強化は勿論、


各種武術や日舞、剣舞等の余芸も習得可能です。



家庭では今までボンヤリ見ていたテレビ時代劇が


又一段と楽しめることでしょう!  



   聖剣流武踊殺陣師範  石橋聖剣


 主に木刀等の打ち合う音をリズムカルに構成した殺陣舞。

基本組太刀・その1
素振り(前後動作)・袈裟斬り・抜き胴(四方動作)
3・3・7拍子の基本組太刀

攻防交互に左右袈裟・真向斬りの前進後退。
左右抜き胴動作。左右合し袈裟動作。

(攻) 真向斬り                  (受)上段外受け
(攻) 下段斬り                  (受)下段払い受け
(攻) 袈裟斬り                  (受) 流し受け
(攻) 真向斬り                  (受) 合し撃ち
(攻) 右袈裟斬り                 (受) 左外受け
(攻) 上段構え                  (受) 小手切り付け
(攻) 左袈裟斬り                 (受) 右外受け
(攻) 上段構え                  (受) 小手切り付け
(攻) 真向斬り                  (受) 右流し受け真向斬り
(攻) 左流し受け真向斬り           (受) 上段囲い受け
(攻) 右胴斬り                  (受) 右囲い受け
(攻) 左胴斬り                  (受) 左囲い受け
(攻) 真向斬り                  (受) 囲い受け流し中段突き
攻は上段に構え受けは足替えて真向切り下げる。

その2・基本組棒杖
X型攻防打ち合い
一型左右打ち・回身回転
8字型左右斜め打ち
0型回し打ち上下左右


その3・基本組槍薙刀

2012年8月23日木曜日

リズム空手入門

基本動作から応用をリズムに合わせて練習する。
*
例えばHIPHOPリズムのダウンステップやアップステップも使える
ダウンリズムで沈墜剄(?)式の居合突き感覚を身に着けられそう。
スキーターラビイトなんてのは蹴り込み脚の稽古に応用できる。

「リズムステップ基本」

エアロ式に右足一歩右前・左足一歩左前・左右元位置でステップ・
右足爪先で後方床蹴りして元位置に戻す・左足つま先で後方床蹴り
元位置に戻す
(8カウント)
HIP式に右足前蹴りして床置き、左足を後方へ引く
左足前蹴りして床置き、右足を後方へ引く
(左右対称 4カウント)
左足ホップして右足で、前に踵蹴込み
左足ホップして右足で、後ろに蹴込み
(左右対称 4カウント)
ジャズ式に右方へ交差して4カウント
左方向へ交差足にて4カウント
大股に開脚ステップで左右斜め前に4カウント
大股にスライドスキップして後方左右斜め方向に退歩する4カウント

護身術式には
1で左膝揚げ防御、左右上段突き、右膝揚げ防御、右左上段突き
(キック式にも可4拍子)
防御も両手刀は上下交差、左右交差法を使う
(対回し蹴り上下フェイント攻撃)
*膝揚げに掌を当てたり、肘を交互に当てたりした4拍子運動。
 後ろ太ももを踵で軽く蹴ったりもいれるエアロビックス蹴法。
*フエイント技法
左右上段突きを見せてすぐ右回身して右後中段蹴りを入れる

1で両手刀で左右上段開き
2で両眼を裏拳で打ち
3で両耳を挟み打ち
4で両縦拳で顔面と水月を上下に突く
5と6で両膝を蹴込みと足刀蹴り
7と8のリズムで二段蹴りを行う。

リズム型:
1・左右中段内受け 2・両目裏拳打ち 3・中段居合左右突き 
  4・手刀両目撃ち
1・右肘内当て 2・3 左肘上下当て 4・後肘当て
1・左上段上げ受け~中段内受け~下段払~裏拳~右中段逆突き~
  右中段外受け~直進左上中段連続突き。
1・膝蹴りと肘下段打ちと合わせる

(左右対称8拍)

*四方方向動作「受け、突き、払い、肘使い動作」主に腰の使い方を留意する。
左内受け、右中段逆突き~右方向へ右外受け、左中段逆突き~後方へ左
上段揚げ受け、中段
逆突き~後方向へ右下段払い受け、右裏拳打ち、左中段逆突き~左足を回し引き、前方向へ
右横肘当て左肘後ろ当て、後方へ右足一歩引き左肘横当て、右肘後ろ当て
両拳額前で交差下段払い終わる。左右対称動作。
「肘動作」
1・左右前後打ち
2・左右振り打ち
3・左右斜め上下打ち
4・上げ打ち・下げ打ち

「攻防基本」
1・左上段揚受け 2・中段内受け 3・下段外受け 4・中段外受け 
5・右中段逆突き 6・左中段突き 7・右上段揚げ肘打ち 8・左回し中段肘打ち
9・右後ろ肘突き 10・左手刀中段受け構え(左右対称)

「護身拳法」


上段正拳突きなら、左右連打に、拳より体を相手に近い距離に寄り
見難い距離で突くこと。
両手刀中段外受け:両目裏拳突き:左右中段縦拳突き:両手刀小手打ち、
跳ね両目切当て:両肘顔面&回身後ろ肘当て:両膝足刀蹴り:足底蹴りこみ。

1・正面向き自然体。
相手に両方の襟首を掴まれた状態で
両裏拳相手の両目・こめかみ・両方の脇腹・を振り打ち両方の縦拳で
上段中段を突く。
右肘で前当て、左肘で前当て、右左の居合中段突きで全8挙動8拍子。

2・相手の右回し上段蹴りを両手刀で受け、左下段回し蹴りを右膝
  右下段受けで払い受け、上段突きを右掴みに揚げ受け、左上段突きを入れる。
右、左の上げ肘当てを行い、右回し肘打ちを顔面に当て、左回身して左裏拳を振り打ちに打ち込む。全8拍子にする。

3・右足裏で相手の右膝を蹴りこみ、左膝を返す右足刀で蹴りこみ、
左上段前蹴り、右下段回し蹴り、右上段回し蹴り、左回身して左後回し蹴る。
左足刀で上段に蹴りこみ、左前蹴り右後蹴りに繋ぎ、二段蹴りで終わる。
左半身から跳躍右半身前蹴りも可。

4・右前蹴り~右横蹴り~右回し蹴り~左後ろ回し蹴り~跳躍回身して
  跳び膝蹴り2回連続。

5・黒田節(空手舞)を応用して他のリズムで行う。

6:4拍子のキックボクシング
  右下段キック・右上段回し蹴り・左振り回し裏拳・右フック。

7:柔道の足払いや体落とし技法と左右フックの連携動作を4拍子で繰り返す。

8・相手の膝に乗回り込み腕十字又は蟹挟み投げと足首固め技法も可。

(改正 リズム空手)左右対称の動作。

1・右踵で相手の右膝を蹴り込み、続いて左膝を右足刀で蹴り込み、
  右前金的蹴り、後ろに引き置く(4拍子)
  右膝蹴り、右踵で前に蹴り込み、勢いで右、左と二段飛蹴りに繋ぐ(4拍子)

2・右横蹴り、左横蹴り(4拍子)
  相手の左からのバット打ちを右足裏で上げ留め、左下段回し蹴りで足払い、
  右足で後ろ蹴りに繋ぐ(4拍子)

3・右下段回し蹴りして戻し、下段に見せかけ上段へ右回し蹴り、すぐ後回し蹴り
  に繋ぎ、その勢いで左周りの飛右上段回し蹴り、着地と同時に左回りに
  左足で旋風脚(刈足)(全部で8拍子で行う)

4.右下段横蹴り込み、右中段横蹴り、右上段横蹴り、右飛び込み横蹴り
  又は飛び横蹴りの8拍子連続蹴り。

5・左上段揚げ受け、左中段内受け、左下段払受け、左中段外受け、
  左上段連続突き、右中段逆突き、左中段突きの8拍子攻防法。


2012年8月22日水曜日

リズムボクシング入門

聖剣流では護身目的に防御を主体とし、タップリズムに合わせて軽快なボクシング技法を習得できるよう創案した。足先や腰のキレが悪いのはまだ慣れない
アドリブなのでリズムに乗ることを優先にしてます

  

例えばHIPHOPダンスリズムを使ったり
エクササイズステップも使ってみよう。

ダウンのリズムではダッキングしてボデイパンチやアッパーカットを
アップのリズムでUビングしてフックや斜め下にストレートパンチを
稽古してみよう。
1・顔面ブロックして左右フック
2・パーリングしてそのっままワンツーパンチ
3.ヘッドスリップして左(右)ストレート&右(左)ボデイとフック連打
4・Uビングして左(右)フックして右ストレート&左アッパーカット
5・左(右)肘ブロックしてそのまま左ジャブ&フック&ジャブして右(左)ストレート

ペイシングの動きはジャブか裏拳を打つイメージでもやれる。

:基本のステップでは前後に動き、左ジャブ3連打して右ストレートの4拍子
(左右対称)
 又は左右にステップして左右フック&アッパーカットの4秒子に振付ける。



1で右膝を上げ、(両手で顔面ブロック)
2で右方向に伸ばし置く(左で前にストレートパンチ)
3で左膝を上げ、(両手で顔面ブロック)
4で左足を右脚前に置く(右で前にストレートパンチ)
*4拍子で左右対称に繰り返し(足を後ろに交差置きも可)

1・左手で左ブロック。2で右ブロック
3・4で左右でパーリングして下がり
5・6で左にヘッドスリップして右足を引き右ストレート
7・8のリズムで右にヘッドスリップして左ストレート。
2・2で左へUビングして左からフック
3・4で右へUビングして右からフック
5で足替えて左足前で左ジャブ
6でダッキングして
7で後ろへスエー
ト8で前に出てワンツーパンチ。
(左右対称に行う)

1・2 左右顔面ブロック
3・4 左右パーリング
5・6 左右ヘッドスリップ
7・8 左右Uビングの様に8拍子でリズムに乗る

攻撃は左ジャブ3回右ストレート(前進)
    後進してワンツー&左フックとか。。。

キックパターンにすると
1で両手拳で顔面ブロックと片膝揚げて下段ブロック
2トでワンツー攻撃
3で上段回し蹴り
4で後ろ回し蹴りを行う。

リズム攻防
ミットを使っての練習も採用。
前後に動かしてジャブ&ストレート
左右にクロスしてフック
体側上下に持ってボデイ&フック等の稽古に使用。

*1・2のリズムで左ジャブ3トでワンツーパンチ4で右フック(左右交互)

*パーリング左右・ブロック上下・ヘッドスリップ&ボデイ左右・Uビング&フック
 左右・ダッキング&スエー&ワンツー・パーリングUサイドステップ
 &連続フック&アッパー(左右対称)

*ステップ=斜め前ステップ・前後交差ステップ・Vステップ&Uサイドターン

基本の1・(8拍子)
ダッキング~ヘッドスリッピング~ウィービング~3点(三角)スリッピング~横8の字スリッピング。
基本の2.(8拍子)
左ジャブ・右ストレート・左フック・右フック・左ボデイ・右ダウンフック・左ダウンフック・右アッパー
基本3・(8拍子)
頭を両手で組んだ姿勢で肘打ち感覚で左右フックをー&X字型に打ち込む。
股の付け根部分を意識して内に締めて左右交代に行う。後ろ足首の捻りに留意する。

基本3・(受け型)
両肘で顔面側部を防御しながら左右フックを打つ。
パーリングしながら左右ストレートを打つ。
肘で腹部を防御した反動を活かしてストレート・フックを打つ。
片方拳で顎部分を防御してもう片方で大振りのフックを・アッパーカットを打つ。

基本4・左半身になり左ジャブ3連・右ボデイストレート・ダッキングしてステップ
バック・即
反動的に左ジャブ・右ボデイストレートを打つ。左右対称(8拍子)
:ダッキング・左ボデイ・左フック・ダッキング・右ボデイ・右ストレート
:足前後替え2回・左右ステッピング2回
:左回りに左ジャブ4回・パーリング左フック・ボデイ・左ストレート右ストレート。
:右回りに対称動作。
「その他」
*右ストレート(フエント)~左フック~右ボデイ~左アッパー(4拍子)
*右ストレート~左ボデイ~左フック~右ボデイストレート
*左ジャブ・左フック~左裏拳~右ストレート

基本5・両手で顔面を防ぎ接近法で小振りに顔面ストレート・フック・ボデイ・
アッパーを連打。
腰の活用重要。

「二人で行う攻防法」
左右フックに対しブロック
左右ボデイに対し肘ブロック
左右アッパーに対しパーリング
左ジャブに対し右へヘッドスリップ
右ストレートに対し左へヘッドスリップ
左フックに対しウイービング
右ストレートに対しダッキング
左アッパーに対しバックステップ・
(交代で行う)
*左ジャブ~右ストレート~左右フック~左右ボデイ~左ストレート&
 右アッパー
 「左右ブロック~左右パーリング~ダッキング~スエーバック~
 左右ヘッドスリップ~
 左右ウイービング~サイドステップ&右ッパー~左フック」

*グローブとミットでのリズミカルな打ち音を使う。

*リズム8拍子で左ジャブ・右ストレート・左右フック・左ボデイ右下げフック・
  左下げフック右ボデイを左右対称に行う

*応用(有名選手のKOパンチを採用)
1・ドニアパンチ=左構えから左ジャブ・左フック・右ストレート+
左でパーリングして左フック・
左ボデイ・左ストレート・右ストレート。左右対称。
2・具志堅パンチ=右半身から右ストレート・左フック・右アッパー
(+左パーリングして左フック・左ボデイ・左ストレート・右ストレート。
左右対称。を加える)
3・?パンチ=右ストレート・左ボデイ・左フック
(+右パーリングして右フック・左ボデイ・
左ストレート・右ストレート。左右対称。を加える)

ダンス曲でシャドーボクシングを行う。
1・ダイヤモンドヘッド(ベンチャーズ)初級向き。
2・ロッキー(ロープ運動からパンチングボール運動・
 サンドバック運動など基本から応用
 できる様振付けに入れる)タップステップを使いながらシャドーを行う。
上級向き。
*変即パンチ~=・
1・下からの裏拳をアッパー風に打ち上げる。
2・裏拍子でストレート

2012年8月14日火曜日

リズム合気道

現在稽古中の合気道技法をエアロビックスリズムで構成してみる。
米の字方向。4~8拍子。太極拳舞のようにスローの基本動作を
日本調曲をバックにやってみる方法も採用する。
「呼吸の無い合気道はダンス」と言われている。
なれば、ダンスに呼吸を使えば「合気武踊」になる由縁だ。

例えば
合気道の構えが剣を持った中段の姿勢えを取り、この形で両手を
取られた際の外し方や両手で首を前から絞められた際の投げ方
などの応用技法も良いサンプルになる。

1・柔道式なら1で両袖(両腕)取り上下に倒し、2で左右足払いを掛ける。
 
  右側に倒して1・2左側に倒して3・4のリズムで行う。
2・合気道なら両手を取られた場合に、空手三戦立の応用を活かして、
  腕力を脱き、胴体力と脚力で片手合気揚げで投げる。

*リズム型
 1・構え~体の変更入り身投げ~四方投げ~小手返し手首閉め。
 2・呼吸投げ(転換)~腕潜り回転投げ。
 3・小手返し~入り身投げ。
 4・手刀目打ち小手当て投げ~横捨て身投げ
 5・横8の字に移動歩行を行いながら小手返し、入り身投げ、四方投げ
  を反復練習。
*相対型
1・お互いに剣正眼の構え(手刀)で左手で相手の肘を揚げ、右手で切下す
2・次に右回りに受け流しながら交互に回身する。
3・相手の斬り下す勢いを受け、巻き上げて、投げ落とす。



基本動作




先ずは手首の柔軟性が必要。運動方法をまとめてみた。
1に掌を上にそらせる
2は手の甲を上に4指を下に折り曲げる
3に小指の甲上に他の親指を当て内から捻り揚げる
4は甲を持ち、他の5指で掴み逆方向、外へ折り曲げる
5は甲の上に他の甲を重ねて折り曲げる
6は他の一指し指の付け根骨で指圧式に押す
7は持たれている方の掌に重力を加えて下に下げる
8は持たれてる手で他の手首の外側から巻き込む
9は持たれている手で他の手首の内側から巻き込む
10は両手指を互いに組合わせて揺らし合う


*馬歩立ちになり丹田と外旋力を意識する。呼吸法活用可。
  特に8の字入り身転換動作法を歩行しながら稽古しよう。

1.ゆっくりと両手を腰に引き、掌上で中央に突き出して、合気揚げ。
2・左右にハンドルを回す。S字型に捌く(誘導)
3・胸前交差して後ろ両手取りに頭上にあげ、前斜めに交互に投げる。
4・小手返し風に横8の字を描きながら腰を捻る。
5・横8の字に四方投げる。
6・大きく8の字に入り身投げる
7・両手を前後から前に振りかぶり二人投げる。
8・合気構えで十字投げる動作。

「四方抜き動作」
前後剣持ち合気揚げ動作
左右転換投げ動作
斜め前後小手投げ動作
斜め前後開脚引き落とし動作
S字方向四方投げ動作
丸方向転回身動作。

*構えから合気揚げ、斬り下し(左右交互四方動作)
*両手止め(左手首、右肘当て)左右動作
*両手止め(左小手止め、右横面打ち)左右動作
*小手返し動作(四方方向)
*転換動作
*四方投げ動作(前後よこ8の字方向)
*入り身投げ動作(円方向左右)
*両手前後振り揚げ振りおろし動作
*片手合気上げ、斬り落とし、引き落とし動作。

:合気武踊基本型
太極拳のイメージに重なるが、気を重視してのスローな動作で
自由演武式に連携技法を演舞する。
1・転換にて短刀中段を捌く技法
2・手刀にて上段からの刀やバットを捌く技法
3・片手を取られての技法
4.両手を取られた際の技法
5・肩襟を取られた際の技法
6・後ろからの両手取りの技法
7・前から首閉められた際の技法
8・後ろから首締められた際の技法
9・両側から腕を取られた際の技法
10・呼吸投げ、十字投げ、天地投げ技法
11・合気式打撃法その他を組み合わせて構成する。
音楽は雅楽か琴曲(春の海?)など使用する。
*合気力の養成
*足の親指を意識しての重力の掛け方。
*丹田を意識した持ち上げ方研究。
*特に腰の操作が大事だと思うから、鵜横8の字運動を行い
  重心をストンと脱力して落とす意識に合わせて米方向に
  投げの捻転動作を修練しよう!

技法1.合気上げ天地投げ
技法2.木葉返し
技法3.首投げ
技法4.肩2教
技法5.小手返し
技法6.入り身投げ
技法7・回転投げ
技法8・十字投げ
技法9.四方投げ
技法10.肩車
技法11.両手取り呼吸投げ
技法12.片手取り呼吸投げ
技法13.手刀投げ(構え)

*空手の上下段手刀受け払いを合気道でやると敵の右中段短刀突きを右半身右手刀で
下段に払い左手は入り身で首に当て後ろに倒す。
*両手刀でのハンドル式投げ()。と交差小手返し投げX。顎当て投げ//。
14.(対短刀)
*捌きの練習=突きには横入り身、振り打ちには潜り入り身。
左護身構え~脚替えて左小手止め、右顔面突き~襟取り右膝蹴り、
回転投げ(左右対称)。
*突きに対して入り身で首に小手を当て後ろに倒す。倒れない場合は
逆に首投げに転じる。
15.(対棒バット)~左手刀揚げ受け、右手刀両目横打ち~
肘当て呼吸投げ~(連携技)                 
逆手取り~小手返し投げ(左右対称)

*敵の中段突きを肘で外し受け、その手首を第3教で仕留める.
 肘で内に受け、四方投げか隅落とし投げになる。
*合気が相手の攻撃時の瞬間に技法を極めるのがコツとなれば
剣技法の場合、一刀流や柳生流の合し撃ちや合い突き、
合い袈裟斬りなどの
応用が考えられる。

(相対動作)

*天地投げ *呼吸(転換)投げ *四方投げ
 1.お互いに手刀揚げ受け、肘留め動作
 2.天地投げ動作
 3・四方投げ動作(諸手取り)内外入り身。
 4.小手返しの横円運動(相手の腕を取り合いながら円周する)
 5・8の字返し運動(逆手を取り合いながら円周する)
 6・転換運動(横の字に取り合い円周する)
 7・回転投げの円周運動
   相手が手首を引く勢いに任せ跳び回身して背後に周る。
 8・上下運動(片手呼吸投げ、肩車)
 9・前後運動(両手呼吸投げ裏表)
10・180度&360度回身運動(捌き)

[演武用捌型」
入り身捌きで背中合わせに捌き、
底掌突きしたり、更に低身捌きをする。
●右正面手刀打ち~左手刀横面打ち~右上段、中段連突き~
肘返して左振り肘当て~右片手合気揚げ、呼吸投げ
(自分も回転受け身付)
●膝行で前に2回後ろに2回左右回転。
●転換右手合気揚げ、呼吸投げ、引き落とし、小手合気投げ、
四方投げ、捻り
隅落とし投げ。

バレエのシェネを両拳握り回り打つ回身打ち運動も活用する。

*特に身体移動法はダンスに必要要素であるから重点を置いて研究する。
1・円の歩行法(大小の円状)
*合気道には空手型やシャドウボクシング式の独り稽古イメージ型が無い?
 養神館のスタイルは楷書式である様だが、もっと行書式も必要だと思う。
 故に独自に創作する。天は基本型人は演武型地は応用変化裏技法として。

前に歩きながら左右交互に360度回身する。
波状形に入り身しながら歩行する。
前後に180度波状に回身しながら歩行する。

2・直線又は角度(15~45~90)で前後歩行する。

3・合気上げの際、相手の片方の手首を払い打ちに掴み
  空いた片方で小手を押して倒す。

4・両手をとられた状態で手首を絡ませ体落としに投げる。

5・連続技法
  1・肘がらみ(前に)~肘返し(後ろ)投げ(又は四方投げ)
  2・片手肘投げ(前に)~片手転換(後ろ)投げ
  3・手首掛け(前に~手首返し(後ろ)投げ
  4・天地投げ~天地返し投げ
  5・木葉返し~手首返し二教投げ
  6・小手返し~首掛け投げ
  

*改正武踊型
 
  合気構え~天地投げ~側面入り身投げ~片手持ち呼吸投げ~
  四方投げ~小手返し~回転投げ~逆肘投げ~肘返し投げ~
  肘回し投げ~後取り投げ~肩車。

2012年7月26日木曜日

(聖剣流)二刀抜刀術



*二天一流技法と合気道の類似点を探る

合気道が剣技法からの応用が基本となっているからには一刀のみだけではなく
二刀技法も有って当然と考える。よって考察してみることにした。
先ず。

  

1・二円の組み合わせの流紋のイメージから両手で左右円を描きながら
前進後退した動きは、攻撃手を受け流すと同時に手首掛けの片手呼吸投げになる。
2・切っ先返しの動作は後ろから両手を取られた状態で前に投げる動作に類似している。
3・両刀で相手の刀を平行に繰り付けする動作は肘掛け投げの前動作になる。
4・中段八の字構えは合気上げに応用できる。
5・十字受けは手刀を延長すると二刀で上下段の十字受けに等しい。
6・掴まれた片手を反対の手で切り、
 持ち替える動作は太刀払い小手横斬りに近い。
7・両手刀で上段受け動作は二刀での虎振り技法と考えられる。
8・四方投げは一刀でも二刀でも同様に出来る。

武蔵の二天一流には、二刀抜刀法が無い。
一刀に有って二刀に無いのも疑問で、なら、
自分流に剣究してみようと発案した次第。
4年近い二天一流の稽古を振り返り、五法の勢法に準じて創作した。

1の型(中段位)
敵の真向斬りを大小二刀にて十字受け、敵が刀を引き再び中段を諸手突きに来るのを返し下段十字に止める。再度敵は刀を引き、又上段を突きに来るのを十字に
受けると同時に左入り身になり右刀を敵の左首に当て切り、敵が前にのめるのを
後袈裟に斬る。
両刀を血振り、同時に納める(眼を閉じた状態で出来る様に修練する事)

2の型(上段位)
敵が上段から切り込むのを上段十字に受け、敵が右胴を斬ってくるのを左小刀で
張り受けると同時に右刀で面を斬る。敵、左方から袈裟に斬りつけるのを左刀で
受け右刀で左胴を斬る。
両刀を血振り、同時に納める(眼を閉じた状態で出来る様に修練する事)

3の型(下段位)
敵が我右腕を斬りつけて来るのを右刀で下段払い受け、左は面に付ける。
敵左から袈裟に切り付けるのを左刀で張り受けると同時に右刀は下から顎を
切り上げ、返す刀で真向から斬り下す。(両手は縦8の字切っ先返し技法の変形)
又、必要なら右刀で逆回しに止めの真向斬りを行う。

4の型(左後方位)
後ろからの袈裟斬りを察して、左回りに左刀で抜き受け、右刀で裏小手を
切り上げる。
返す刀で敵の左肩から切り下げる。
右刀の中段突きを行い、両刀で右に受け流し左小刀で小手を右刀で
太刀を落とす。
両刀を血振り、同時に納める(眼を閉じた状態で出来る様に修練する事)

5の型(右後方位)
後方からの殺意を感じ、右回りに振り向くと同時に右刀で張り受けし、
左刀で抜きざま裏小手を切り上げる。両刀で切っ先返しに斬り下し
右刀で喉を突き刺し、両刀で左に受け流し左小刀で太刀を払い右刀で
袈裟を斬る。
両刀を血振り、同時に納める(眼を閉じた状態で出来る様に修練する事)

奥伝:小刀を左手又は右手で抜きざま手裏剣に胸元に投げつける。
続いて右刀を抜きざま横一文字に首をはねる。斬る時は左手を添えた形になる。

武蔵の二天一流呼吸法とは。。以前、宮田師範から習った
山東派の4つの調息法を五法(地水火風空)に独自に纏めてみました。



宮本武蔵の二天一流を実戦技法の見地から
剣究してみようと思う。
二輪の剣理は調息法でもある


地の剣理
両刀を両脇下から、ゆっくりと地の気を吸い上げる
ように持ち上げる(吸息)
内円に息を吐きながら降ろすと両円になる。


水の剣理
両刀を左右脇から内に胸前交差する(吸)
左右に吐息して流し斬る


火の剣理
火火山のイメージで下から交差切り上げ(吸)
下へ交差して斬り流す(吐)


風の剣理
遠く続く道をイメージして風が下から吹き上がり
(吸)背中から
通り抜けるように両刀を切っ先返しに
前方に投げ斬る(吐)


空の剣理
宇宙をイメージして下から内円に大きく
両円を描きながら(吸)広げ、ゆっくりと
両脇から足元に交差する(吐)


巻の剣理
両刀を胸前に八の字に構え突き
合わすにように交差して十字を組む(吸)
ゆっくりと下段に結びを解き降ろす(吐)
武蔵の肖像にあるような下段構えで
調息を終える

2012年7月24日火曜日

実践的「殺陣居合」聖剣流の型



武術心得(基本&応用)

聖剣流殺陣居合の免許取得には動画のような

試紙斬りを課題とする。真剣では簡単に切れても
模擬刀は難しい面もある。特に横一文字斬りには
スピード力がないと柳に風の状態で斬れない。
抜き付けで切っ先が「ピューツ」と風音を出せる位の
力量が必要になる。
又、「抜いて」「斬って」「納める」の3段階の意識に
こだわると動画のように早くはできない。
唯「納める」のみ意識で他の「抜く、斬る」の
2意識は
考えないのがコツです。
 
        *室内での模擬刀使用の居合抜刀斬法稽古について。。。

 *新聞紙の半分を八折りにして幅5センチ長さそのまま程度に切る。
 *蛍光灯の下げ紐に釣り針か自転車の荷作り紐を付け、
  その紙片を下げる。

                  *斬り方十法(基本)
 1.右および左からの袈裟斬り(切り口がギザギザなら刃筋が悪い)

   2.右からの横一文字斬り(同じだが、スピードと意識の持ち方が必要)

 3.紙の中心を突き抜く(気剣体一致の高難度技法)

  4.縦に斬り裂く(半分になって落ちるのが大半。
   中央が45~90度に折れ気味になりやすい)

  5.跳躍横一文字斬り(着地時と同時に納刀できれば上出来。
               着地音を出さない)
           

                *注意事項:狭い場所では周囲に刀が当たるものは除けて置く事。
      *跳躍着地時は音を立てない様に爪先からふわりと降りる工夫が必要)
      *一紙では下部分から切り、交換を少なくする。

               *手裏剣打ち型(基本)

  
 
手裏剣は百錬自得でも身に付く。打ち方は順手に持ち、
手の内で滑走させて
投げる方法や回転させて投げる方法が普通。
逆手落ちに下から柄を先に投げるナイフ投げ方式もある。
以上は距離が必要になり、避けられやすい。そこで聖剣流では
刀柄に隠し持ちや束に持ったりして、剣先を人サシ指と親指に挟み
弾くように近間で連続打ちをする「指弾式連続打ち」を開発した。
これも免許者は自得して欲しい技法だ。最近、
ダーツを手裏剣打ちに試してみたが、羽を外して握り持ちして親指で
操作した投げ方が巧く行くようだった。

 
「応用技法考察」

型の場合は「実」の思想で応用が難しい。
実戦では「虚」の戦法が主になるから、
だまし技法に対して、その応用も考察しておこう。

「一刀抜刀法・変化技法」

1・左右横一文字斬り・流し受け真向斬り(左右)
「指導基本型1.:正座より、横一文字抜き付け、
           追い足真向斬り、左右血払い納刀」
「指導型その2:正座より、横一文字抜き左添。逆天地構えから
          飛脚替えて真向斬り、逆手納刀」
「指導型その3:正座から抜き縦背刀受け、下げ突き、右側から回刀
          真向斬り、突き(喝突)


2・小手縦斬り・回し面斬り
3・切り上げ・返し袈裟斬り・回し脚斬り
4・袈裟切り下げ・流し受け袈裟斬り・回し脚斬り
5・右片手突き・左片手上段突き・足斬り・足替え袈裟斬り
6・後方真向切り上げ・首横斬り・真向切り下げ

1の型
新:合し撃ちの応用で縦抜き、諸手にて面を切る。
2の型
 :右無構えから合し撃ちに回し、小手、面を打つ
3の型
 :相手の袈裟(左右)斬りを張り(跳ね)撃ちに左右横面を打つ
4の型
 :中段突きを合し突き(左右)
 
 

(抜刀)斜切り上げ、返し一文字横面斬り、前足下げ斬り、
上段囲い受け、右転回脚斬り、即納刀残心。
「右無構え」左に払い、右横面跳切り、前足斬り、袈裟斬り納刀。

2の型

(抜刀)上下段一文字斬り、左揚げ受け右胴斬り、二の越に真向斬り


3の型

(抜刀)右張り受け、返し横面、前脚斬り、
    左張り受け、返し横面、前脚斬り、真向斬り

4の型

(抜刀)斜め切り上げ、袈裟切り下げ、鳥居受け、回し脚斬り
横一文字斬り、左替手跳び右回身斬り、
右替手追横面(首)斬り、即納刀残心。

5の型

(抜刀)十文字斬り。右寸伸片手上段突き、返し脚斬り、左手持ち袈裟斬り、
右手替持ち袈裟斬り、虎尾(乱)刀。納刀残心。

(外伝型)

真向抜きあげ、首左払斬り、左右跳び袈裟斬り、橋渡し真向斬り、
前方真向切り上げ、後方真向斬り、逆手納刀残心。
逆手柄上段突き、抜き上げ突き、返し真向斬り、左右袈裟斬り、
右胴斬り、右後方突き、回転真向追い斬り。納刀。

「改定」
真向抜きあげ~右首払斬り~左から袈裟斬り~左片手上段突き~
流し前足斬り~右肩八相構え~飛び足替え太刀落とし打ち、逆胴斬り上げ
~血振り納刀。

顔前に縦に抜き立て、回して逆刀にして、喉を下げ突き、左から回して
真向に斬り下す。柄叩き納刀。


以上は
私の3年間のスポチャン試合経験により工夫した実践刀法です。

付録:小太刀の型

一般に小太刀の場合、右手に小太刀、左手を腰に置いての演武が多いが
空き手の左を使って相手の小手を封じる為の小太刀使いを重視したい。
むしろ合気道の感覚で小太刀を使いたい。
左手で掴むために右小太刀で防御し、掴んだら確実に首、胸(刃は横向可)
を斬るか刺す型を聖剣流に取り入れたい。

付録:刀柄を掴まれた場合

合気道の第2教の応用で左手を下に回して相手の手首上から逆を極める。

2012年6月18日月曜日

SAMURAI称号のライセンスシステム考察

「侍、SAMURAI」の言葉は
海外でも日本人を代表する言葉として
人気がある。
侍精神に心酔した外国人も多い。
ならば侍にはなれなくてもSAMURAIなる
和洋折衷の称号で日本文化を
模倣ないし習得してもらうのも福岡、黒田武士の
PR効果にもなると思う。
例えば、扇子舞と扇子護身術は女性向けに、
刀槍を使用した舞は男性向きに振付け、
侍としての歴史観、精神論、礼法、武術心得等を
習得した者(通信教育も可)には黒田武士顕彰会認定の
サムライパスポート
(認定書)の授与も考えられる。



黒田節舞を習得したらサムライダンサーの称号も授与するとか。。
特に福岡には顕彰会会長の母里氏の柳生新陰流や宮田氏の
武蔵・二天一流など二大流派が存続しているから、
指導してもらうのも意味が大きい。
要は
世界に侍信者を募り、福岡の観光誘致につなげる工夫の一端になるのではなか
ろうかと思う。京都では女性のサムライダンサー(剣舞家)が先便を付けている
し、日本各地でサムライダンスを広めて海外へ飛躍してもらいたいものだ。

あるいは、
福岡にサムライ会館も出来、サムライダンサー志望者もあるかも(笑)?
和太鼓(サムライ太鼓)とパッケージで武術殺陣や演劇、剣舞、日舞ショウで
海外PR部隊も編成して遠征する侍達の登場も将来は期待したいものだ。

2012年6月14日木曜日

剣舞・風林火山&川中島

初心者向けに短い踊りを振付けてみました。



「疾きこと風の如く」
上手(又は下手)から小走りに舞台中央に来て、手に持つ刀柄で中段を突き、
3回ほど回身(ピルエット&シェネ)して後ろに刀を流す。

「静かなること林の如し」
回身して刀を帯に入れ、介錯スタイルに横に抜き、八相に構える

 
「侵略すること火の如く」
左右に袈裟斬り、切り上げを行い添えて天地に構え左回りにして
開脚両手を広げる。

「動かざること山の如し」
両手を閉じ逆手に取り、回し納刀し、右流し、逆天地に構え、地面に立て、
右手後ろにかざして決まる。

この後「川中島」を連携演武して「長蛇を逸す」で
最後に手裏剣を投げる(扇子代用も可)

「鞭声粛々」
右手扇子でX形に振り、右脇に立て、次に同じくX形に切り
右扇子を右下み向ける

「夜河を渡る」
扇子を口に咥え、刀柄を8の字に扱き、左足を大きく前に踏み、
左右手刀を回して右後方に翳す

「暁に見る千兵の大河(牙)を擁するを」
右手扇子取り、右方から左方へ大きく流しす。
扇子を開き上から下方へ大きく波を描き左右に流して
右後方に翳し、左回りして扇子を伏せ構えに顔を隠し開く。

「遺恨十年 一剣を磨き」
扇子を帯に納め、襷を扱き、両手指で年数を数える。
左右横一文字に抜刀斬り、真向から斬り下し、柄叩き血振りして
左肩に翳す。

「流星光底 長蛇を逸す」
左添手構えから右斜め上に切り上げ、斬り下し、(又は右回身して
二連胴斬りして)下段払いして
右から左を薙ぎ払うようにして左一週、正面にて左上段構えに。
右血振りして左に逆手持ち、右手で帯から手裏剣を抜き
退り口の立看板に投当てる(稽古すべし)。ポーズを極める。


手裏剣打法には直打法と回転打法が主だが柄の方を逆手に持って
柄頭を当てるように投げるナイフ投げ式もある。
手裏剣は手先で打つと思わず腹で打つ気持ちが必要だ。
又至近距離から連打ができる指弾式も開発した。
特注か通販では1万前後で一本買えるようだが、
手ごろな方法ではペーパーナイフや金串や
ダーツの尻羽を取ったのでやれる。
ダーツの羽を取ったら、柄頭を握る
形で親指の腹に滑らせるようにして、
ダンボールの目印に投げ当ててみよう。
先ずは2Mぐらいからだんだん距離を広げる。
つまり、百錬自得が可能である。*

 
ペーパーナイフの場合は
 
 
ナイフ投げ式に柄の部分を逆手に持ち
的に柄の方を当てるようにして投げる。
直打法で投げる(打つ)場合は
幅が平狭いので親指の腹に
滑らせる感覚で投げるのがコツになる。
 
 



創作杖舞「神道夢想流杖道」。
3段位に使う指定型を取り入れている。


2012年6月12日火曜日

空手サイ術での黒田節

「サイ術独習型」
1・中段柄突き~2・上段上げ受け~3・中段内受け~4・下段払い受け
5・上段開上げ受け~6・下段開払い受け~7・上段囲い受け~
8・下段膝回し打ち~9・中段突き~10・替手小手打ち(基本10手)

「二本サイ型」
1・開き中段八の字構え~2・上段十字受け~3・下段十字受け~
4・上段十字払い両肩打ち~5・左上げ受け、右中段突き~
6・右下段払い・右鎖骨打ち~7・左下段払い、裏小手打ち、面打ち
8・上段十字構えから左止め打ち、右面打ち(剣道スタイル)
9・左回身して後肩打ち~10・閉じサイ、八の字構えで終わる。
(以上基本型)

二本サイ使用。
「酒はのめのめ」
両手サイで左右に胸前で外受けして左上段上げ受け、右中段突き(左右対称)
(空手)
上下段手刀交差受け、左上段上げ受け右中段逆突き(左右対称動作)
「飲むならば」
左から右から内受け、両手でX字を描くように回して上下段に構える。
(空手)左右中段内受け、左右円を描き上下段構え
「日の本一の この槍を」
右から左から指回し回転して両肘を張り突き
下段交差から上段交差受けして右サイ下から開き前を突き、
左サイも同じく開き突き、右サイを十字に添える。
(空手)両手刀で外円を描き、上段交差受け、逆手取り、左手刀両目打ち、右中段逆突きし
左右上下段に拳で大きく払い受ける。

「飲み取る程に飲むならば」
両手サイを上下左右に指回転させ左上段上げ受け、内受け、下段払い受け中段突き
(左右対称)腰構え左右。
(空手)
左右掬い手返し突き、手刀構え3度。
「これぞ真の黒田武士」
右左サイを左右横面、上下に打ち込み、外円を描き両手サイを切っ先返しに前方に撃ちこむ。
閉じサイ指逆持ちにて十字に構える。
(空手)
左手上段受け、右手刀横面打ち、右前蹴り、二段蹴りして
左回り水流れの構えで決める。

2012年6月11日月曜日

燕(切り替)返し刀法


「実践練習法」
初太刀を見せかけにしたり、打ち外れを予想した連携技法として
反射的に繰り出すのも実践には効果もある。

:「八寸の延べ金」なる秘術があるという。言葉通りに解釈すれば、正眼位から
 右手を柄尻にずらして柄の長さを伸ばし片手突きをすると思える。しかし、
 払われたり、見切りをされると無効になる。スポチャン試合で応用した時は
 片手突きを見せ、下がる所の前足を下に流して斬ると上手く行った事がある。

1・十字八法の斬法

横一文字抜刀・横一文字返し斬り
縦真向斬り下し・真向切り上げ
左右袈裟斬り・左右切り上げ
小手斬り付け・突き入り
切り上げ・切り下げ
8の字返し順手又は逆手斬り
上下段回し斬り
左右替手入り身斬り・・考えれば応用は多い。

2.すりあげ交互斬り下し稽古

攻受共に中段位から交互にすりあげと斬り下しを稽古する
槍、杖術、なぎなたにも準じる。

3.囲い受け変化。
囲い受け上段~右下げ受け~上段囲い受け~左外受け~上段かろの摺り落とし中段突き
 
~上段裏小手切り受け~足替え真向切り下げ。

4・切り返し受け&流し受け切りの連携稽古

5・上下段中段居合切り付け連続攻防。

6・無構えから袈裟斬り、又は太刀落とし打ちを跳躍足替えて行う。

7・巻上げ.コテ斬り付け。

基本殺陣型その2

二天一流:武蔵の剣法
「形は自由に変更する」

武蔵中央に下段二刀の構え。
左右に刀持ち二人A B
真ん中に槍持ち一人。

武蔵一歩前に出る。右側より刀A上段から真向斬り、武蔵左に小太刀で払う(回身)
左よりB袈裟、脚斬りに来る。武蔵、上下に払う。
槍、正面から中段突き。武蔵、左に払い回身して寄る。槍、飛び下がる。
間。
AB同時に左右から袈裟、胴と斬り込む。武蔵、両刀で同時払い、突き構えで押す。
槍、左右袈裟に打ち込む。武蔵左右に払い,突きに来るのを十字に抑え込む。
刀A斬り込む。武蔵槍を右足で踏み抑え、切り上げに払い切り下げる。A倒れる。
刀B斬り込む。武蔵、槍を右刀で払うと同時にBを真向斬り、倒す
槍と相対時。(アドリブ研究の事)

2012年6月10日日曜日

基本殺陣型その1

基本移動。足さばきが土台作りに必要です。
1・前進しながら180度回身(四方投げに繋がる動き)
2.半身さばきに45度回身(小手返しに繋がる)
3.左右側に入り身、180度回身(天地なげと回転投げに繋がる)
4.後方引き落とし、前方反動投げ(肩車や後ろ投げに繋がる)
5.前屈立と後屈立、開脚四股立、交差閉足、捩り立(空手立)

「基本殺陣型その1」
  
1&2 帯扱き

3・横一文字斬り   4・正眼構え

 5・金剛構え  6・左上段構え

7・真向斬り  8.中段突き

9以後は続行して(四方斬り動作)に移行。
 
1&2=左斜め前に上げ受け、袈裟切り

3&4=右斜め前に上げ受け、袈裟切り 
 
 
5・右回身後方に抜き胴斬り

6・左回身後方に抜き胴斬り

7・右回身後方に左切り上げ

8・左回身後方に右切り上げ

9・右方に袈裟斬り

10・左方に袈裟斬り

11・右横に回身して右払い足切り

12・左横に回身して左払い足切り
 13・正面に左片手横面切り

14・同じく片手前足回し斬り

15・右から飛び袈裟切り

16・左から飛び袈裟切り

17&18左回身して真っ向切り

19.左流し受け  20・真向斬り

 
21・右流し受け  22・真向斬り

23・左斜刀残心構え 24・右斜刀残心構え

 (構え方4手挿入可。及び337拍子組太刀追加)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

25・右片手上段に残心構え 26・血振り

27・納刀 28・刀柄頭の完締。


「基本殺陣型その2」
 1・太刀払い抜刀
 2・前足斬り
 3・左上段揚げ留め
 4・抜胴一文字斬り
 5・二の越
 6・真向斬り
 7・八寸右片手突き
 8・前足流し斬り
 9・左持ち替え前足斬り
10・左片手突き
11・左揚げ受け
12・横面流し斬り
13・右から虎振り
14・右上に逆袈裟斬り
15・上段構え
16・血振り納刀。

 
基本殺陣型その3

 1・真向抜きあげ
 2・左首斬り
 
 3・左片手前脚斬り
 4・スリアゲ面
 5・片手突き
 6.片手小手払い斬り
 7・右添手上段囲受け
 8・摺り落とし突き
 9・右替手左添手真向斬り上げ突き
10・脚替、真向斬り
11・柄叩き逆手半納刀
12・逆手真向上げ突き
13・真向切り下げ
14・左から袈裟斬り
15・右から袈裟斬り
16・左後ろ突き
17・抜き胴斬り
18・右後方突き
19・前方前転斬り
20・逆手納刀

 
以上曲に乗れる様練習すること。

*相対稽古

攻太刀:面打ち&上段位
受太刀:上段左右受け&小手打ち

攻太刀:真向斬り&流し受け
受太刀:流し受け&真向斬り

攻太刀:左右袈裟斬り
受太刀:左右合し袈裟斬り

攻太刀:中段突き
受太刀:合し突き

攻太刀:真向斬り:上段位:振り返り真向斬り
受太刀:摺り落とし&抜き胴斬り&虎尾剣

「組太刀」
攻太刀:真向斬り
受太刀:合し斬り
攻太刀:中段突き
受太刀:合し突き
攻太刀:左右袈裟斬り
受太刀:合し袈裟斬り
攻太刀:真向連続斬り
受太刀:揚受け小手斬り
攻太刀:真向斬り・流し受け連続
受太刀:左右流し受け真向斬り
攻太刀:真向斬り
受太刀:抜き胴斬り納刀

天の型:
(攻太刀)左上段位         (受太刀)抱剣位
      真向斬り               合し面斬り
      左上段に退歩            上段突き位
      左右袈裟斬り            合し首斬り
      真向斬り               摺上げ抜き胴斬り。即納刀。残心。

地の型
(攻太刀)右上段構え         (受太刀)居合構え
      真向斬り                合し面斬り
      左上段構えに退歩          左片手上段突き位
      右から袈裟斬り            同手揚げ受け
      左から脚斬り             右下段払い受け
      真向斬り                左流し受け。真向斬り
      左流し受け。真向斬り        上段囲い受け。左添手突き
      退歩。                  足替え真向切り下げ。逆手納刀。残心
      

2012年6月9日土曜日

扇子のみの座式「黒田節舞」

外国人に簡易な黒田節舞を指導するには上半身のみで扇子舞を考案した。

「酒はのめのめ」
閉じ扇子のまま両手2指で挟み拝し持ち、飲むポーズ。

「飲むならば」
扇子を両手で開き、飲みあげて、顔を覆うように胸前に持つ。

「日の本一のこの槍を」
両手で胸前円を描き、両脇に一文字に開く。
右脇で閉じ扇子、左手に持ち替え右手で添えて抱えポーズ。

「飲み取る程に飲むならば」
扇子を一回転して右手で半開き、口元に置き酔った身振りで閉じる。

「これぞ真の黒田武士」
右手扇子で前を指し、山形に払い右八相の構え。
左手鞘にして指回し納刀の感じで残心ポーズ。

黒田節の由来とは。。 

最初、正親天皇が所持していた天下の名槍日本号が 将軍・足利四義昭・織田信長・豊臣秀吉・福島正則へと譲られ、
最後には黒田家の家臣母里太兵衛に呑み取られた。
 
その逸話を、福岡藩の武士たちが 雅楽の越天樂の節「筑前今様」に乗せて替え歌にした。
それが 昭和初期のラジオで「黒田節」として放送され人気・大ヒットしたと言われる。

(以下参考転載)
民謡「黒田節」は 筑前今様と呼ばれた福岡藩の武士たちに歌われていたものが全国に広まったもので、
雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う越天楽今様が元になっているようです。
現在歌われる歌詞は、安土桃山時代に福島正則邸を訪問した黒田氏の武将母里太兵衛が、 正則に「飲み干せば何でも褒美を取らす」と
大盃に注がれた酒を勧められた際に、この酒を見事に何杯も飲み干し、
約束通り褒美に正則自慢の槍(日本号)を貰い受けたという逸話に基づいている。

戦前に、市丸、小唄勝太郎、藤本二三吉と並び称された人気芸者歌手である赤坂小梅によってレコード化され、
1942年(昭和17年)5月20日にコロムビアレコードから発売され有名になった。
戦前は「黒田武士」の題で吹き込み、 戦争中であったため、歌詞は戦意高揚の内容であった。
戦後の、1950年(昭和25年)5月20日に歌詞を一部変えて再発売された。 吹き込んだものはすべて「黒田節」の題である。
彼女の十八番であり、「黒田節の小梅か、小梅の黒田節か」と言われたものである。
 
典型的な七五調のための曲であり、テレビドラマ『水戸黄門』の主題歌『ああ人生に涙あり』、炭坑節、
「どんぐりころころ」、「月の砂漠」などの旋律とぴったり一致する歌詞である
 

酒は呑め呑め 呑むならば 日本一(ひのもといち)のこの槍を
 呑みとるほどに 呑むならば これぞまことの 黒田武士 皇御国(すめらみくに)の 武士(もののふ)は
 いかなる事をか 勤むべし ただ身に持てる 真心を 君と親とに 尽くすまで 峰の嵐か 松風か 尋ぬる人の 琴の音(ね)か 駒をひかえて
 聞く程に 爪音(つまおと)しるき 想夫恋(そうぶれん) 君の晴着のお姿を 寿祝う鶴と亀 松竹梅のよろこびを 
幾千代(いくちよ)までも祈るらん
(以上参考転載)
 

上記の歌では黒田武士と想夫恋との関連性が違和感があり、現代人には難解文です。
今や歌謡曲風に作詞補作されて色々歌われていますが、当聖剣もオリジナル歌詞を作りました。
振付も日舞風、剣舞風、拳舞風にアレンジして「武踊・黒田節入門DVD」制作を企画しています。
新・黒田節
呑めと注ぎ足す、大杯に
干さねば名折れ 意地がある
殿には叛く事なれど
見事飲み干せ 黒田武士
「酒は飲め飲め、飲むならば
日の本一の この槍を
?み取る程に 飲むならば
これぞ真の 黒田武士」(原歌)

武士に二言は無きものと
手に取る名槍 日本号
酔い足固く 踏みしめて
舞おうか一節 黒田武士

槍は一筋 肩に掛け
馬上豊かに 母里太兵衛
齣引き帰る 武士(もののふ)は
誉れ名高き 黒田武士

(1番から3番までか、2番から4番までを1曲として使用)


*****
黒田武士研究 *****

黒田如水の元には長政以下黒田二十五騎の強兵がいた。

母里太兵衛(1556~1615)播磨姫路城主、黒田職隆の家臣、曽我一信の次男。幼名万助。14歳の時 黒田家の家臣となる。6尺豊かの大男で、色白、髭濃く、大槍を好んで使った。大友宗隣の娘を嫁とする。 日本号は朝鮮征伐の時、一時休戦となり、その時伏見築城があり黒田家は北東の大亀谷に、福島家は城の西側にあり 母里太兵衛は使者として福島家を訪問、酒宴中に大杯をすすめられた。 見事飲み干して約束の日本号を手にするが、福島候は後で後悔して返還を求める。この為藩同士不仲になるが長政の 兜、大水牛と正則の一の谷との交換により仲直りをする。 日本号は2尺6寸、の穂先に7尺5寸の柄、無銘(大和国金房推定)。刀身には、倶利迦羅竜「くりからりゅう」不動明王の剣に巻きついて、 剣先を飲み込もうとする竜の浮き彫りが施されている天下3槍の一つである。
日本号は正親町天皇から信長へ、信長から秀吉へ、秀吉から福島正則の手に渡った名槍である。 関が原戦の時、石田三成の人質となっていた如水夫人を中津城へ奪回したり功績も大きい。 鞍手くらて郡高取の城主となる。鷹取城(1万8千石)
(追記)      父の名は曽我一信。妻鹿(現姫路市飾磨区妻鹿)の地侍で、小寺の付家老として官兵衛の父職隆に仕えた。
太兵衛は永禄12年(1569)に官兵衛に出仕。母方の姓をとって母里姓を名乗る。
天正元年(1573)、印南野合戦に初陣。
常に黒田軍の先鋒を努め九州の陣で豊前宇留津城攻めに一番乗りを果たす功績あり。

 「黒田長政」幼少時人質として秀吉の下にいた。信長の誤解から命をとられる所、軍師竹中半兵衛の 計らいで一命を取り留める。関が原の戦で多大の貢献があり筑前五十二万石の太守となる。
「黒田兵庫助」一万石(高森城主)宮本武蔵の父無二斎に剣術指南として秋月藩に仕官させた。
「黒田修理助」宗像郡津屋崎領主
「黒田図書助」同じく如水の弟。秋月藩
「栗山備後」一万五千石(左右良城主)後に黒田騒動お起こす栗山大膳の父、如水を牢獄から救出するのに苦心した。
「久野四兵衛」博多の町作りに寄与
「井上周防」黒崎一万六千石城主
「黒田三左衛門」八虎の一人。牢役人の次男。三奈木黒田の祖・
「後藤又兵衛」一万六千石(大隈城主)長政と肌が合ず脱藩。敵対する。夏の陣で伊達軍に討ち取られる
「野l村太郎兵衛」太兵衛の弟で豊前入国後二九六〇石領主。城井鎮房暗殺に際し、父曽我大隅譲りの短刀をもって一の太刀を浴びせる
「堀平右衛門」秋月黒田藩の元家老
「吉田六郎太夫」一千五百石(福岡城城代)母里、栗山lに次ぐ首取りランク
「桐山孫兵衛」豊前入国後は千八百石を拝領。関ヶ原では息子と共に如水に従う。太兵衛とは報告の件で大喧嘩をし、以後三十年近く口をきかなかったらしい。
「小河伝右衛門」豊前入国後は五千国を拝領。赤旗城を破り、大村城主の山田常陸介を討つ功績あり。 
「菅和泉」豊前入国後は二百石。剣術にも長じ、疋田文五郎と新免無二之助から奥技を授かる。 
「三宅若萩」豊前入国後は千五百石を拝領。筑前入国後も三千六百石
「野口依助」謙信流の使い手。豊前入国後は六百三十石を拝領し、宇都宮鎮房暗殺の際は従者七人を斬る。
「益田与助」筑前入国後に三千石に加増され、鉄砲組頭。朝鮮の役では足軽大将を務め、のちに五百石に加増
「村森新右衛門」豊前入国後、新右衛門は六百石を拝領筑前入国後は、石高も二千五百石に加増された
「林太郎右衛門」槍の達人といわれ、文禄の役では虎を突き殺す。筑前入国後は三千石を領し、大組頭の筆頭となる。分家は陽流砲術師範を世襲して明治に至る。
「衣笠久右衛門」朝鮮の役では後藤又兵衛と共に先手を務め、又兵衛に引けを取らぬ活躍する。筑前入国後は三千石を拝領、中老並みの待遇である。
「毛屋主水」関ヶ原の役では、石田・小西・島津の他は誰も動かないとみて、敵は寡勢であると報告した。家康は喜び、饅頭を褒美に取らせたという。 筑前入国後は七百石を拝領
「村田兵助」筑前入国後は二千石を賜り甘木宿の代官になる。兵助の甲冑は、黒田家では他に菅六之助しか許されてない朱具足を着た。
「堀平右衛門」五千石。
「黒田如水」秀吉の右腕として活躍。一時、荒木村重の説得に失敗して牢獄住いとなり、 その為、足が不自由となる。後年、九州を平定して、天下を狙うが息子の為、機会を逃す。
黒田家は一万石に満たない播州姫路の豪族から豊前中津十八万石大名になったのも豊臣秀吉の 天下統一に貢献したからである。その後関が原戦での功労を評価され筑前五十二万石大名となる。 天下取りの野望もあったが息子長政の功績の為断念する。

「黒田の二十五騎」
          武者太鼓          
ビデオカラオケ曲

作詞・作曲 聖剣 
編曲:山田恵範

天に稲妻 地に砲火
駆ける疾風(はやて)よ 騎馬武者よ
右に左に 手槍が舞えば
敵も恐れる 黒田の八虎
大地揺るがす 二十五騎
鳴らせ響かせ 武者太鼓

(和太鼓)

勝鬨あげよ エイエイオー
槍は兵(強者)又兵衛か
名代誉の 飲み取り太兵衛
往く手遮る 者皆覚悟
揃い踏みする 二十五騎
鳴らせ響かせ 武者太鼓

(和太鼓)

矢玉潜れば 血雨降り
一騎当千 強者よ
前に後ろに 屍越えて
天下横目の 黒田の如水
捌く手綱に 二十五騎 
鳴らせ響かせ 武者太鼓


「福岡城城主」

黒田長政(慶長5年)~忠之(元和1年)~継高(享保5年)~斉隆(天明4年) 
~長薄(嘉永7年)~長知(明治2年)
福岡藩が消滅するのは、戊辰戦争による出費で、 財政難を乗り切る為、
福岡藩は太政官札の贋造を行うが、これが 政府の知るところとなり明治4年7月2日に藩知事黒田長知は罷免される。
よって福岡藩は1全国に先駆けて2日間早く、廃藩させられたことになった。。 
「黒田騒動」


1623年(元和九年)長政の嫡子忠之は、
新参の倉八十太夫を家老として重用して
一万石を与えていた。
一方、 専制政治の忠之に戒め役であった家老、栗山大膳を 毛嫌いしていた。
この確執が黒田騒動の原因である。 船の建造など幕府の法に
触れる事を厭わない忠之に業を煮やして、
お家大事と「主に謀反の疑いあり」と
幕府に訴えた。
主人長政に遠慮しないで毛嫌いされた後藤又兵衛と似て、
黒田家にはこの種の君臣問題が多い。 

「明治最後の仇討ち物語」

明治元年・1868。5月24日早暁。
「干城隊」と称する青年士族グループが
臼井亘理宅に押しかけ、妻もろとも斬殺。
明治元年5月24日早暁。
妹のつゆ3歳も負傷する事件が起きた。
息子の六郎は一瀬直久が下手人である事を知り、 
苦心惨憺十三年間付け狙った末、
明治13年12月17日東京上等裁判所
(現東京高裁)判事に出世した一瀬を旧秋月藩邸内で
(京橋の鵜沼不見人宅)で、 父遺愛の短刀を用いて刺殺。
本懐を遂げた。
明治の剣豪、山岡鉄舟の門下生でもあった。
明治22年に 特赦で牢獄から出た後、
大陸に渡るが内地に帰り妻いねを娶り、鳥栖で駅前休憩所「八角亭」を営んでいた。 大正六年、60歳で死去。福岡支藩、秋月城藩での出来事である。


「一幕劇」
「呑み取り太兵衛」

伏見城。大広間。季節秋。広庭を望んで酒宴中。
中央に正則。周囲には家臣一同(重臣達) 家臣福島丹波、尾関石見、
長尾隼人の三家老や、鬼玄蕃と呼ばれた大崎玄蕃達。
「殿、お流れを一献」一人が正則の杯に酒を注ぐ。
「うむ。そちにも朝鮮の役では気苦労かけたな」
「なんの。殿の為なら、あのくらいの苦労など苦労には入り申さぬ」
「今日は膝を崩して飲むが良いぞ」
「はあ。ありがたき幸せ」
正則、立ち上がって、
「おう。皆の者にも言っておこう。
先般の戦では海を相手の難儀もあったが
どうやら 休戦になり一息就く事になった。
今日はその慰労を兼ねての酒盛りじゃ、膝を崩して 大いに飲むが良いぞ。」
「ハハツ」一同頭を下げる。場内盛り上がる。 そこへ小姓が入ってくる。
「殿、只今、黒田家臣、母里太兵衛なる御使者が参っておりますが、
如何いたしましょう」
「おう、黒田家からか。よし、通せ」

太兵衛参上。
「黒田家名代、母里太兵衛友信に御座います。
本日は我が主君、長政より書状を預かり持参致しました」
「うむ。ご苦労。長政公は健在か」
「はあ。壮健に御座います」
「それは上々。 返事は急ぐのか」
「いえ、先般のご苦労に対してのご挨拶のように御座います」
「ならば、丁度、酒宴中の所だ。太兵衛 、お主も同席して飲んで行け」
「はあ、有難きお言葉なれど、拙者、到って不調法故、酒は戴けません」
「何、酒が飲めぬとな。。これは、驚いた。
その大丈夫の体で飲めぬ筈があるまい。
遠慮は不要じゃ。」
「はあ、なれど。。。」
「おい、誰か、これなる御仁に酒杯を持て」
「はつ、只今。」
小姓の一人が 立ち上がって酒の準備をする。
太兵衛、困惑と期待の複雑な面持ちで断り文句を考えている。
[さあ、一献行こう。」
「申し訳ありませんが、矢張り、ご辞退申し上げまする」
「わし直々の酒が飲めぬと申すか」
「いや、もったいないお言葉なれど、一度、口に出した言葉、
引っ込めぬのが  この太兵衛の信条であります故、
ご無礼の段、平にご容赦くださりませ」
「いや、ならぬ。お主も強情の様だが、この 福島正則も、強情にかけては
一歩も引かぬ性分じゃ。一角の武士なら酒の五合も飲めぬでは、
話にならぬではないか。黒田の武士は酒におじけつくほど腰抜けではあるまい。
さあ、当地 名代の銘酒じゃ。味わって見よ」
「・・・・」
迷う太兵衛。近くの家臣の一人が
「これ、母里殿、折角の殿のお心差しじゃ、 ご遠慮のうお受けなされよ」
「実は拙者、生来の酒癖が悪く、我が殿より失礼があってはならぬと 厳重に禁酒を言い渡されております故、お受け出来かねまする。」
「それなら心配いたすな。長政公とは 実懇の仲じゃ、わしから返書に一言書き添えてやる。心置きなく受けるが良いぞ」
「はあ、其処まで仰るのであれば、お言葉に 甘えて一杯だけ頂きまする。。」
「おう。それでこそ黒田の武士じゃ。さあ、さあ」
小姓が五合杯に酒を注ぎ、太兵衛に手 渡す。

思い切り飲み干す太兵衛。
「いやあ、なかなか、甘露の味にて御座りまするなあ」
「そうじゃろう。矢張り、いける口の様じゃのう。 よし、もう一杯注いでやれ」
「いや、これ以上は。。。」
「遠慮は無用じゃ。どうだ。このわしと一つ飲みくらべと行こうでは無いか 
黒田の武士の飲みっぷりが、どれ程のものか見たいものじゃ」
「いや、先程も申し上げました様に、これ以上は醜態をさらすやも知れませぬ故。。」
「構わぬ。構わぬ。今日は無礼講じゃ、そうだ。お主がこのわしに飲み勝ったら、
お主の望みの褒美を取らそう」
「ご褒美を?。。。頂けるので御座いまするか」
「うむ。何なりと進呈しよう。ただし、このわしに飲み勝ったらの話じゃ、
これ、誰か例の大杯を持ってこい」
「ハツ」近習の一人が奥へ行く。
「言っておくが未だ、この正則に 飲み勝った者は皆無じゃ、よいかの」
「はあ、されば、私も人後に落ちた試しも御座いませぬ。」
「 よう言うた。相手に取って不足も無いということじゃのう」
近習が持って来たのは八合入りの大杯である。
波波と継ぐ。二人はそれぞれの杯を持つ。
「よいか太兵衛、この大杯を一滴残らず早く飲み干した方が勝ちじゃ。
おい、合図を掛けよ」
近習の合図で二人は飲み始める。周りの家臣たちが二人を応援。
「殿、それ、もう一息」「母里殿、負けるな」など。


太兵衛が僅かに早い。「私奴の勝ちの様で御座いまするな」
太兵衛は杯を置く。「いや、待て。今のは小手調べじゃ。 今一度勝負せよ」
「一度決まった勝負に、待ては卑怯で御座いまするぞ」
「何、卑怯と申すか」
「左様。戦場ならば首はねられた 後の戯言に御座る」
「ウーム・その言葉許し難いぞ、太兵衛」
「よもや殿、お約束はお忘れではありますまいな。」
「忘れてはおらぬが、家臣の分際で、そちの言い分は聞き捨てならぬ。 卑怯とは何じゃ」
二人とも大分酒が回っている。太兵衛も態度が大きくなる。
「前言を翻すのは卑怯で御座りましょう」
「許さぬぞ、その暴言!」
「許さぬとならば、何となされまする」
正則、背後に飾ってある 日本号を取り、鞘を払って太兵衛に突きつける
「今の言葉、取り消せ。」
「取り消せませぬな。黒田武士には二言は御座りませぬ」
「この槍、そちの胸元を刺し貫くともか」
「いかにも。なれど、殿が刺すこの太兵衛は長政の名代として参った者で御座る。
我が殿を刺すことに相為りますぞ」
「うーむ。。。長政公とな。チツ、友は刺せぬわ。」
正則槍を引く。 「わしの負けじゃ」
「所で殿・殿の手にあるのは噂に名高い日本号とみましたが。。」 
「いかにも太閤秀吉様から賜った名槍だ」
「ならば、その日本号、 お約束の褒美に賜りたい もので御座る」
「何と、この槍をかあ、、 これはイカン。他の槍なら呉れてやるが。。」
「福島正則公とあろうお方が 二枚舌を使われるとは心外。
武士たる者、二言は無い筈でご座る」
「うーむ。痛い所を突きくさるの。。。 解った。
わしも一城の主じゃ。 よし。差し使わす。持って行け」
正則、太兵衛に手渡す。
「ハーツ。有難き幸せ。さすがは天下の福島様、 度量が大きいお方でご座る」
「お世辞をいうな。。。太兵衛、この槍、 大事にいたせよ」
「はつ。命に代えましても」
「うむ、ならば良し。 さすがのわしも酒に酔ったわい 」
自分の座にどっかと座り込む。
「太兵衛、何か舞いなど心得ておるか」
「我が藩に伝わる筑前今様ならば少々。。」 
「よし。わしの為に舞って見せい」
「では、酔い覚まし に一興。この日本号で。。」 
太兵衛やおら立ち上がると、やや酔い脚ながらも朗々と詩い、舞い始める。

酒は飲め飲め 飲むならば
日の本一の この槍を
呑み取る程に 呑むならば
これぞ 真の黒田武士

終。


戯作:聖剣